千葉市街地のモノレール橋梁|セントラルアーチ

中心市街に突如あらわれる巨大なアーチ橋梁「セントラルアーチ」。橋上には懸垂式モノレールが通り、地上は千葉駅前大通りが通っています。

街なかの美しいアーチ橋をくぐって、その奥の千葉市中央公園まで行ってみました。

駅前大通

1999年に現在の姿に整備された駅前大通り

JR千葉駅の東口からまっすぐ伸びる「千葉駅前大通り」。県都千葉の顔にふさわしい道となるべく整備され、歩道の幅10~15m、車道を含めた全体では幅50mにもなります。

千葉モノレールと中心市街地
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オフィスや銀行が立ち並ぶ目抜き通りは、市内交通の主役である路線バスが行き交います。一方でもう1つの主役であるモノレールは、栄町方面へ迂回するように通っています。

そして駅前大通が大きくカーブする “ここぞ” というタイミングで 優雅なアーチ橋が目の前に現れるのです。

セントラルアーチ

中心市街地に大胆に架けられた「セントラルアーチ」は、1999年(平成11年)の千葉都市モノレール1号線(千葉−県庁前)開業に合わせて建設されました。

複線の軌道桁を支えている巨大なアーチ橋梁は、高さ25m、全長90mになります。6車線の道路を斜めに横断することから、中間に支柱が要らないアーチ構造が採用されたのでしょう。

モノレール モダニズム
コンクリートや鉄骨を用いた機能的で合理的なデザインに、昭和の未来都市やSF映画が描いたノスタルジックな夢を重ね合わせて。モノレールの持つ、革新性と懐かしさが共存する独特な魅力に迫ります。

千葉駅から、駅前大通り、セントラルアーチを経由して千葉市中央公園に至る 美しい都市軸 は、まるで参道から鳥居を経て本殿へと至るシーンを彷彿させます。

「セントラルアーチ」は単なる建造物ではなく、都市におけるランドマーク としての機能も持ち合わせてます。

夜間にはライトアップが行われ、房総の菜の花の黄色海の青を中心に、乳がん啓発のピンク児童虐待防止運動のオレンジ色グリーンリボンキャンペーンの緑に彩られるなど、東京タワーや通天閣のような使われ方をされているのです。

エスパルドリームプラザの観覧車|ドリームスカイ
静岡県清水にある観覧車「ドリームスカイ」。地上52mからは、清水港や富士山の絶景を楽しめます。S-PAL DREAM PLAZA1999年(平成11年)にオープンした「S-PAL DREAM PLAZA(エスパルドリームプラザ、以下ドリプラ...
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千葉市中央公園

駅前通りをまっすぐに突き抜けて、セントラルアーチをくぐった先には「千葉市中央公園」が広がっています。

1965年(昭和40年)に開園する以前には、ここに京成千葉駅がありました。昭和30年代に実施された千葉市内の鉄道大改造により、京成千葉駅が現在の場所へ移転され、その跡地を活用して都市公園が造られたのです。

中央のモニュメントの周りで人々が寛ぐ。かつては噴水もあった。

ビルとビルに囲まれた歩行者空間は、まるでヨーロッパのような広場を中心とした都市景観 を彷彿とさせます。

園内は人々が滞留するのに十分なスペースもあり、各種イベントの会場にも使用されます。一方で商業的な賑わいはあまりなく、タワーマンションやホテルに囲まれた落ち着いた雰囲気になっています。

東(正面):ホテル
北(左側):中層マンション、オフィスビル
西(右側):タワーマンション、飲食店

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千葉中央ツインビル

公園の景観の大きなアクセントになっているのが、正面(東側)にそびえる「千葉中央ツインビル」です。1989年に竣工した、どことなくリッチな高層ビルです。

1号館はホテルとなっており、以前は三井ガーデンホテルが営業していましたが、現在はロイヤルパインズホテルになっています。高さは71mです。

2号館は千葉中央銀行やちばぎん証券、市文化センターや商工会議所などが入っており、高さは56mです。

タワーマンション

公園の右側(南側)には、高さ107mのタワーマンション「エクセレント ザ タワー」がそびえたちます。

この場所には、かつて「千葉パルコ」が営業してました。およそ40年間に渡り中心市街地の商業の一角を担ってきましたが、2016年に閉店してしまいます。

商業の中心地は千葉駅周辺へと移ってしまい、せっかく美しいアーチ橋のかかるこのエリアはあまり人通りがないのです。

訪問日 2025年2月

アクセス

千葉市中央公園は、千葉市中央区中央にある都市公園。
千葉市観光協会の公式サイトはこちらから。

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千葉モノレールと中心市街地

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