JR博多駅の屋上|つばめの杜ひろば

デパートの屋上

博多駅にある地上10階建ての駅ビル「JR博多シティ」。その屋上には、鉄道神社や展望テラス、ミニ鉄道などがある屋上庭園「つばめの杜ひろば」が広がっています。

JR博多シティ

九州最大のターミナル博多駅。東京からの のぞみ の終着駅であるとともに、九州各地へ向かう列車の発着地でもあります。

2011年の九州新幹線全線開業の際には、駅舎の建て替えを実施。百貨店の「博多阪急」と、JR九州の展開するファッションビル「アミュプラザ博多」をメインテナントとする、「JR博多シティ」という巨大な駅ビルへと生まれ変わりました。

JR九州の旅
九州7県に新幹線と在来線のネットワークを持ち、不動産業や商業・観光業など様々な事業を手掛けているJR九州。個性的な都市間特急列車やD&S列車(観光列車)を多数運行するなどして独自の魅力を放っています。

つばめの杜ひろば

レストランの並ぶ10FからRFへと上がると、綺麗に整備された屋上庭園「つばめの杜ひろば」が広がりました。

「天空の広場」と名付けられたメイン広場では、屋根付きのテラス席も用意されており、誰もがくつろげるような空間になっています。ここは地上約60mの都会のオアシスです。

さらに階段を登ると「展望テラス」があります。ちょうど夕暮れの美しい時間帯だったからか、写真を撮る人で賑わっていました。

駅から港へ一直線に貫く「大博通り」の先には、博多港のシンボル「博多ポートタワー」や、博多湾に浮かぶ「能古島」「志賀島」までを一望できます。福岡空港からの距離が近いことから、福岡の中心市街地には高さ制限があり、それによって見晴らしが良くなっているのです。

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鉄道神社

鳥居をくぐって奥へ進むと「鉄道神社」があります。

ここは多くの旅人たちが行き交うターミナル。人々の旅の安全を祈願して建てらました。いかにも駅らしい発想から建立された神社ですが、一方でその姿は ”デパート屋上の祠” も連想させます。

境内には、電車ごっこをする「縁結び七福童子」があります。”7” というのは九州7県を表しており、鉄道網を担っているJR九州の矜持を感じさせます。

洗練されたデザインと、随所に鉄道を感じさせる屋上庭園。しかし、ここには ”デパート屋上遊園地” という要素も色濃くあるのです。

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つばめ電車

つばめの杜広場には、遊園地のアトラクションが存在します。

「つばめ電車」は、屋上庭園をぐるりと1周するミニ鉄道。料金は200円(3歳以上)で、日中時間帯に毎日運行されています。

アトラクションは1つだけですが、屋上庭園に敷かれた線路の姿はまさしく、かつての屋上遊園地で見た光景です。あとは観覧車かメリーゴーランドでも追加されれば、デパート屋上遊園地の完全復活となるでしょう。

ミニトレイン(遊戯鉄道)
遊園地や公園などで親しまれている「ミニトレイン」や「ミニSL」と呼ばれているアトラクション。地方鉄道法や軌道法に基づく鉄道事業ではなく、多くは遊園地法に基づく遊戯施設として認可・運行されています。

奥には「クロちゃん広場」という、6歳以下の子供の遊び場もあります。

安全柵に囲まれたエリアには、3輪車などの遊具が置かれており、夏場にはプールも開かれます。やはりこの場所は 子供のための屋上ひろば なのです。

水戸岡流 ”屋上遊園地” の復活

「つばめの杜ひろば」を手掛けたのは、JR九州をはじめ全国各地の列車デザインを手掛けている水戸岡鋭治氏です。

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水戸岡氏のデザインでは、列車内に子供向けボールプール、広場にはミニ鉄道などを用意することが多く、大人だけでなく子供が楽しめることにも重きを置いています。

その一方で、水戸岡氏は ”伝統” も重視しています。

商業施設の屋上に造られた、子供が遊ぶための空間。買い物ついでに立ち寄ったり、子供を遊ばせておいたり、あるいは最上階からの買い物客の流れを創り出したり。そんな デパート屋上遊園地という伝統を「つばめの杜広場」に盛り込んでいる……、というのは私の勝手な解釈です。

訪問日 2021年3月

アクセス・宿泊

HP:公式サイト
交通:JR博多駅
宿泊:市内の宿泊施設 一覧は こちら から
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