昭和の町「豊後高田」|廃線後に残された駅前商店街と昭和レトロへの先見性

商店街

大分県豊後高田市の商店街が、「昭和の町」として人気を集めています。

バスを降りると、昭和30年代の世界が広がっていました。

商店街に昭和レトロな価値を見出す

バスターミナルを抜けると、さっそく商店街のゲートが姿を見せます。

「昭和の町」は駅前通り商店街新町通り商店街中央通り商店街の3つの商店街から構成された町。通り沿いにはレトロな建物や昔懐かしいお店が並んでおり、まるで街全体が昭和の香りに包まれているかのようです。

豊後高田 昭和の町

ここは昭和30年代をテーマにした観光地であり、一方で地域の普通の商店街でもあります。

もとは地方の寂れた商店街でしたが、それを活性化させるべく打ち出されたのが「昭和レトロ」。実際に、市内には昭和30年代に建てられた建物が多く残っています。

その目論見は見事成功して、今や全国に名の知られる観光地になりました。

森川豊国堂

豊後高田 昭和の町
豊後高田 昭和の町
軒先でアイスキャンディーを食べた。

こちらのお店は、商店街が「昭和の町」に変わるずっと前から、和菓子の製造と販売を続けています。

観光客向けのカフェなどのお店も増えましたが、メインは古くから営業を続ける地元のお店なのです。

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観光地と黄昏時ノスタルジー

豊後高田 昭和の町

徐々にあたりが暗くなってきて、「昭和の町」が、キラキラと輝き出しました。

夕暮れ時の商店街こそ、もっともエモーショナルでノスタルジック。昭和を知らない世代も、懐かしさに溺れます。

豊後高田 昭和の町
メインの観光施設「昭和ロマン蔵」
豊後高田 昭和の町

一方で、観光施設「昭和ロマン蔵」はこの時間には閉園。他の観光客向けのカフェやお店も、ほとんどが閉まってしまいました。日帰り観光地は、どこも17時でおしまいなのです。

観光を楽しむなら日中に、雰囲気や写真目的であれば夕暮れ時に、目的に合わせて訪れるのがいいかもしれないですね。観光客が少ない方が写真も撮りやすいですし、よりノスタルジックに浸ることもできるでしょう。

旧豊後高田駅と路線バス

豊後高田へのアクセスは、車が便利です。

観光客向けの大型駐車場もあり、大分空港からも1時間の立地。一方で鉄道は、最寄り駅から距離があります。

けれど、鉄道と路線バスを乗り継いでこその昭和の町。車で訪れるのは、便利過ぎます。

大分交通宇佐参宮線

豊後高田 バスターミナル

豊後高田へは、かつて大分交通宇佐参宮線という鉄道路線が伸びていました。

廃止されたのは1965年。当時はバスが台頭してきており、同じ大分交通の路線バスと競合するからという理由で、あえなく廃線となったのでした。

豊後高田 バスターミナル

バスターミナルは、当時の駅舎とホームをそのまま活用しています。終着駅らしい造りも、町の玄関としての存在感も、そこから伸びる駅前商店街も、全てがそのまま残ります。

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路線バス

宇佐駅↔︎豊後高田は、路線バスで10分ほどの距離。本数はそれほど多くないので注意が必要です。

「宇佐駅」は、特急ソニックのおよそ半分が停車する主要駅。宇佐神宮の玄関口にもなってます。

豊後高田はなぜ人気の昭和の町になったのか

レトロな商店街ならここ以外にもありますが、その価値に20年以上前から着目して、取り組み続けたことは先見の明があります。

また鉄道亡き後も、駅を中心とした街の構造を保っている点も、昭和の町らしさに大きく貢献していることでしょう。

豊後高田 昭和の町

訪問日 2021年11月5日

アクセス

豊後高田昭和の町は、大分県豊後高田市の観光地。市の公式観光サイトはこちらから。

商店街廃墟・廃線
この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

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