日立市の商店街|パティオモールと日立銀座

茨城県北部の中枢である日立市の、中心市街地と商店街を訪れます。

パティオモール商店街

日立駅前の新都市広場から、西側へとまっすぐ伸びる「パティオモール」。駅前の大型ショッピングセンターと一体的に整備され、1991年(平成3年)に完成した歩行者モールです。

自動車が一切排除された、全面タイル張りの路面や、適度な囲まれ感のある路地裏のある街並み。地方都市にしては都会的な、ウォーカブルな空間です。

しかしながら、休日の昼間という時間帯にもかかわらず、人通りはまばらでした。

ここは三菱や日立製作所などが拠点を置く企業城下町。スーツ姿の人々が行き交う時間帯には、また違った様子を見せるのかもしれません。

イトーヨーカドー▶ヒタチエ

駅前型ショッピングセンター「ヒタチエ」

このパティオモールの 集客の核として機能しているのが「ヒタチエ」です。

かつてはイトーヨーカドーとして営業していましたが、2022年に閉店。商業の空洞化を防ぐべく、官民連携で新たなテナントを誘致して、2023年に復活しました。

もしここが閉鎖されたままだったら、パティオモールの状況も、今よりもっと厳しいことになっていたでしょう。

水の広場と鉱山電車

モールをさらに西へ進むと、ちょっとした広場に出ました。駅前から続いてきた歩行者空間も、ここで終わりです。

ここまで歩いてきた場所には、かつて「日立鉱山」の貨物線が通っていました。

水の広場(左手前)と、パティオモール(左奥)。

鉄路が廃止され、鉱山も閉鎖されると、あたり一帯で大規模な再開発が行われます。1991年(平成3年)、イトーヨーカドーの開業に合わせる形でパティオモールが誕生。広大な跡地を活用した、既存の街並みに縛られない理想的な商業空間が実現しました。

もっとも完成から30年以上が経ち、現在の理想の街並みとは少しずれてしまったような気もしますが。

まいもーる

ここにかつて片側式アーケードが設置されていた。

パティオモールを抜けてさらに西へ進むと、「まいもーる」という商店街にたどりつきます。

お店が少なく活気に乏しいですが、かつては片側式アーケードが設置された、いかにも商店街らしい商店街でした。しかし、老朽化や維持費の問題から2013年に撤去されて、現在は青空が広がっています。

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日立銀座ショッピングモール

駅から15分ほど歩き続け、ようやく「日立銀座ショッピングモール」に辿り着きました。

駅からははだいぶ離れましたが、“銀座” の名が示す通り ここが古くからの商業地です

街路樹が並び、足元には石畳風のタイルの敷かれた狭い道。商業地らしさと落ち着いた雰囲気を兼ね備えた街並みです。車の往来も少なく、なかなかウォーカブルな空間でした。

日立市街地は太平洋と山地に挟まれた地形になっており、内陸(山側)へ進むにつれて徐々に傾斜が大きくなります。

歩道の上には、ちょっとしたアーケード(というよりも庇)が現れて、なかなか商店街らしい佇まいです。

昔ながらのおもちゃ屋さんも残る。

かつては歩行者天国も実施され、週末には多くの人で賑わっていたそうですが、今は見る影もありません。

商店街
ホーム > 商業地と広場江戸時代の庇下や雁木を原型に、大正時代には西洋のパサージュの影響を受けつつ、日本独自の発展を遂げてきた商店街のアーケード。雨の日にも快適なショッピングが楽しめるとして、全国に普及しました。昭和中期(高度成長期):商店...

人口減少が進む日立市ですが、一方で、その地形的な制約ゆえに、中心市街地はコンパクトに収まっています。

商業のスプロール化が起こりにくく、近隣には大型マンションも立ち並び、製造業も引き続き活躍している日立市。厳しい環境にある地方商店街ですが、まだまだ打つ手があるようにも感じられました。

国道6号と平和通

商店街を歩ききると、茨城県の大動脈「国道6号」に出ました。通勤時間帯になると、南北に細長い市内の交通が一気に集中して、激しい渋滞を引き起こす道です。

日立回廊
ホーム > 街を旅する茨城県北部にある、県内第三の都市。日立製作所などの企業城下町として知られる。

この国道6号とJR常磐線という2つの大動脈を結んでいるのが、パティオモールからまいもーる、日立銀座へと続いていく “歩行者の軸” です。

それに平行するもう1つの軸が「平和通」です。駅前から中心市街地を貫く、幅員約40mもある道で “自動車の軸” として機能してます。

帰りはこのメインストリートを歩いて、日立駅へと戻りました。

訪問日 2026年1月

アクセス・宿泊

HP:パティオモール商店会 公式X
交通:日立駅から徒歩圏内

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