のっぺりとした平坦な土地と隙間無く住宅地化された埼玉県郊外の市街地ですが、狭山市では “ゆとりある広場” と “坂のある風景” が見られました。
西武新宿線 狭山市駅

西武新宿線の急行に揺られること約50分。埼玉県南西部にある「狭山市駅」にやってきました。
2011年に完成した現在の駅舎は、西武鉄道の商業施設「エミオ」を併設する現代的な橋上駅舎となっています。周辺の施設とはペデストリアンデッキで直結されており、周囲にマンションが並ぶ様子は 典型的な郊外のベットタウンの駅前風景 といえるでしょう。
河岸段丘の市街地

どこまでも平坦な土地が続いている埼玉県郊外ですが、ここの地形はちょっと特殊です。
狭山市駅が位置するのは、広大な 武蔵野台地の端。駅から西へ進むにつれて徐々に標高が低くなり、その先には入間川が流れる “河岸段丘” となっているのです。
台地:西武新宿線、航空自衛隊入間基地、団地、茶畑など
低地:国道16号、ロードサイド店舗、水田など

さらに入間川を渡った対岸には 入間台地 が広がっています。そこにはニュータウンや圏央道、工業団地などが立地しています。
入間川小学校跡地公園

駅西口からは、開放感のある ウォーカブルな歩行者空間 が続いています。
ちょうどこの日は市民イベントが開かれており、キッチンカーや屋台が並び、休日の夕暮れ時の賑わいを創っていました。東京近郊の駅前といえば建物が密集しがちですが、ここはゆとりのある空間設計がなされています。2014年には「都市景観大賞都市空間部門」で
優秀賞を受賞しました。
実は、かつてこの場所には小学校がありました。
1874年(明治7年)に設立された「入間川小学校」。およそ126年にわたって存在しましたが、2000年に移転します。その跡地を活かして、再開発が行われたのです。
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七夕通り商店街

駅前から坂を下って、七夕通り商店街までやってきました。
ちょうど台地と低地の中間に位置しており、入間川の舟運の時代から発達した古くからの商業地となっっています。また毎年8月には入間川七夕祭りが開催され、街は熱気に包まれます。

歩道が狭く、歩行者が少ない一方で交通量は多い様子は、まさに 典型的な郊外の商店街 です。住む人は多いものの、日常の買い物はエキナカやロードサイドの大型店舗の方が圧倒的に便利なのです。
商店街を歩いていると、ちょうど入間川西岸のニュータウンへ向かう路線バスが通り過ぎて行きました。
訪問日 2025年11月
アクセス
HP:公式サイト
交通:西武新宿線 狭山市駅
