日本最東端の廃墟タワー|望郷の塔(オーロラタワー)

展望塔

日本本土最東端の地、根室市 納沙布岬。北方領土を間近に望むこの場所に、最果ての地には不釣り合いなほどの超高層建築があります。

高さ96mの観光展望塔。現在は廃墟です。

バブル期の観光展望塔

1987年(昭和62年)に竣工した「笹川記念平和の塔」(当時)。総工費25億円をかけて建設されました。

展望塔
天を仰ぎし展望塔。登れば此れ愉快かな。

当時は地方でハコモノ観光施設の建設が相次いでおり、根室市でもタワーによる観光振興が考えられます。とは言えここは東の果て。初年度に30万人が訪れたものの、その後の集客は大きく低迷します。

北方領土と平和の塔

バブルの勢いで造られた観光施設であり、平和施設でもある。

観光だけでなく、このタワーは「北方領土の啓蒙活動」と「平和のシンボル」という重要な役割を担っていました。

歯舞群島・色丹島・国後島・択捉島からなる北方領土。教科書の中の知識として知られているその場所が、展望台から間近にじっくりと眺められます。また約1850m沖合にある日露間の境界線を、唯一目視できる場所となっています。

ここは美しい景色を楽しむだけでなく、領土問題について関心を持つための場所でもあるのです。

さっぽろテレビ塔 と 名古屋テレビ塔
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コロナ禍で休館

開業後は運営元が何度か変わり、2011年にはNPO法人 望郷の塔(現:千島の砦)へと移管されます。2012年には「オーロラタワー」としてリニューアルオープンしました。

しかし、その後も集客が回復することはなく、2020年に営業を休止します。

現在も休止中であり、けっして廃業してしまったわけではありません。一方で厳しい自然環境から建物の老朽化も進んでおり、また再開したところで集客も見込めないことから、コロナ禍が収束した今も復活できずにいるのです。

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根室 納沙布岬

今回この場所を訪れた理由は、廃墟タワーを見るためではなく、本土最東端の納沙布岬を観光するためです。

最果て感のある景色を眺め、生さんま丼を堪能して…。

廃墟・廃線跡
もう、どこも行けない。かつて多くの人々で賑わっていた、多くの人に利用されてきた、そんな栄枯盛衰の跡を巡ります。#B級観光スポット #列車旅

しかし、それ以上に 脳裏にこびりついて離れなかったのが、果てしなく続く平原のなかで 天高くそびえる白いタワーの姿だったのでした。

訪問日 2021年8月30日

アクセス

交通:JR根室駅から路線バスで40分
運営:NPO法人 千島の砦
HP:公式サイト

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展望塔廃墟・廃線
この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

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