高崎高島屋の屋上とデパート競争|商都高崎

昭和50年台に激しいデパート競争が繰り広げられた群馬県高崎市。

現在は2つのデパートが営業しており、その1つである「高崎高島屋」の屋上を訪れます。

高崎高島屋の屋上

さっそくエレベーターに乗って、最上階にやってきました。

誰もいないだだっ広い空間は、たまにたばこを吸いに来る人がいるだけで、あとは無人です。巨大な看板と小さな祠が並ぶ、これぞ絵に描いたような ”地方デパート屋上風景” です。

しかし、一方で毎年夏になると違う表情を見せます。

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夏季ビヤガーデン

ここ高崎高島屋の屋上では、毎年夏になるとビアガーデンが開催されます。以前高崎市に住んでいた頃にも飲みに来たことがあり、ある意味思い出の場所でした。

気温も落ち着いた夕方、空はまだまだ明るく、ワゴンには多くの食事が並んでいます。ビール片手に賑やかに過ごす、楽しい夏の思い出です。

ちびっこ広場

小さい子供が遊べる、遊具というかオブジェ。

気を取り直して、屋上散策を進めましょう。

やはり気になるのは “デパートの屋上遊園地” の存在です。ネットで調べても情報は得られませんでしたが、その一方で、現地で興味深いものを見つけました。今にも消えかかっている “ちびっこ広場” の文字です。

遊園地のような大掛かりな施設は存在しなかったと思いますが、もしかしたら、以前はアーケードゲームや遊具が置かれていたのかもしれません。さすがに、全く何もない空間に “ちびっこ広場” とは名付け無いでしょうから。

現在は、どちらかというと大人向けの空間ですが、かつては子どもたちで賑わっていたかもしれませんね。

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高崎市内のデパート競争

1977年(昭和52年)に開業した、地上6階建てのデパート。

今回訪れた「高崎高島屋」は、高崎駅西口に位置しています。

2017年の「高崎オーパ(イオン系列)」開業時には、駅からのペデストリアンデッキ接続や、売り場面積の増床が行われました。若者向けのオーパに対して、大人向けの落ち着いた雰囲気の店舗です。

商都高崎
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現在の高崎市内には、中心市街地にある「スズラン百貨店 高崎店」と合わせて2つのデパートが営業していますが、かつては多くの店舗がしのぎを削っていました

デパート戦争 中心市街地編

1964年(昭和39年)に「藤五百貨店」が開店すると、高崎のデパートの歴史の幕が上がります。

「十字屋」「緑屋」「八木橋百貨店」と続々とオープンし、1968年には「スズラン百貨店」も開店します。これらは、連雀町や鞘町などの市内中心部に位置していました。

デパート戦争 駅西口編

ところが、1970年代後半(昭和50年代)になると「ダイエー」「ニチイ」「高崎高島屋」が開業します。

1982年(昭和57年)の上越新幹線開業を見据え、開発が進んだ。

これにより、それまで倉庫の並んでいた 高崎駅周辺が一気に商業の中心地に躍り出ます

「十字屋」「緑屋」などは早々に撤退し、1985年(昭和60年)には「高崎伊勢丹(旧藤五百貨店)」も閉店となりました。

「ニチイ」跡は、「サティ」「ビブレ」を経て、現在は「高崎オーパ」が営業する。

こうして幕を閉じた、高崎のデパート競争。

その終着地こそが、中心市街地で営業を続ける「スズラン」と、駅西口の「高島屋」だったのです。

訪問日 2025年1月

アクセス・宿泊

交通:JR高崎駅から徒歩3分
運営:株式会社高崎高島屋
HP:公式サイト

   ※楽天トラベルへ移動します。

商都高崎

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デパートの屋上
この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

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