2021年4月に開業した「日光ランドマーク」は、栃木県を中心に展開するスーパーマーケット「かましん」をメインテナントとする複合商業施設です。
その屋上には、直径約25m 地上からの高さは約40mの「観覧車」が設置されています。
日光ランドマーク

「日光ランドマーク」には、メインテナントである 食品スーパー「かましん」、衣料品店「サンキ」を始めとして、専門店や市の施設などが入居しています。
下今市駅(東武)と今市駅(JR)の間に位置しており、旧今市市街地の商業の核となるショッピングセンターです。
・サンバード長崎屋今市店 1983-2001
・今市オアシスセンタープラザ 2001-2008
・日光ショッピングプラザ 2008-2021
・日光ランドマーク 2021-

もともとこの場所には「サンバード長崎屋今市店」が営業していました。閉店した後も、建物はそのまま残り、かましん、衣料品店、100円ショップ、市のサービスセンターなどが入っていました。
2021年に建物が建て替えられましたが、従来のテナントはそのまま「日光ランドマーク」に引き継がれています。
スーパーマーケット の 屋上観覧車

中身はどこにでもあるような スーパーマーケット+α の商業施設 なのですが、屋上に設置された観覧車は、この施設を特異なものにしています。
例えば、ショッピングモールやアウトレットモールのような行楽要素の強い施設では、近年でも観覧車が新設されるケースがあります。しかし、「日光ランドマーク」はスーパーマーケットをメインとする普段使いの商業施設であり、主な顧客層は近隣住民です。日常的な買い物の場に ”非日常のアトラクション” が新設されるのは、令和の現在では非常に珍しいことです。


4階の屋上へやってくると、開放感あふれる広々とした屋上広場と真新しい観覧車が現れました。
近くにはカフェレストランやVRを使ったバーチャルシミュレータなども置かれており、まるでデパート屋上遊園地を現代にアップデートしたような場所になっています。屋上に集客装置を置くことで買い物客を循環させる、買い物ついでに子供を遊ばせるという仕組みは、まさにデパート屋上遊園地そのものです。

もちろん百貨店ではありませんが、ここは敢えて ”日本一新しい 新設デパート屋上遊園地” と呼びましょう。
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日光市唯一の観覧車

なぜスーパーマーケット+αの施設に、観覧車が造られたのか。その理由は【観光地 日光】にあります。
2006年に日光市と合併した旧今市市は、日光例幣使街道の宿場町として栄えてきました。現在でも「日光杉並木」が昔のまま残り、「道の駅 日光 日光街道ニコニコ本陣」は人気立ち寄りスポットとして賑わい、下今市駅からは「SL大樹」が鬼怒川方面へ向けて発着しています。


そんな観光地の魅力をさらに高めるべく、あるいは 観光地の賑わいを既存の市街地へ誘導するべく、ランドマーク兼アトラクションの観覧車が設置されたと考えられます。

観覧車の設置は、2017年の商業施設建て替えが計画当初から構想されてました。当初の直径20mの予定を25mへと大型化し、スケルトンゴンドラを用意し、夜は21時まで営業するなどして、観光スポットとしての魅力を高めています。


ゴンドラは全部で16基あり、1周約6分の空中散歩が楽しめます。
麓には今市市街地が広がり、奥には日光杉並木、遠くには日光連山がそびえます。日光市内唯一の観覧車からの眺望は、なかなかのものでした。
屋上観覧車の復権か

少子化や娯楽の多様化により遊園地が厳しい環境になる中で、観覧車だけはじわじわとそのテリトリーを拡げてきました。アウトレットモール、野球場、駅舎、道の駅…。

けれども、高さを稼ぐことができ、買い物客との相乗効果も期待できる ”商業施設の屋上” は、やはり観覧車にとって好適地だったようです。
絶滅寸前だった屋上観覧車が令和の世で再び増えたのは、なんとも喜ばしいことですね。

訪問日 2021年8月8日
アクセス・宿泊
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交通:今市駅(JR日光線)から徒歩3分
下今市駅(東武日光線)から徒歩8分
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