1日に4往復だけ、本州横断をする特急列車。
名古屋から富山までの256.1kmを結びます。
広大な濃尾平野を抜けて、飛騨の山岳地帯を延々と走り続け、目指すは北陸地方です。
特急ひだ


特急ひだは、中京圏と飛騨地方を結ぶ特急列車です。
メインは名古屋−高山の運行で、歴史ある街並みの残る飛騨高山や下呂温泉への観光客に多く利用されています。特に近年は、インバウンドによる需要が急増しています。
しかし、列車旅の醍醐味は、終点の富山まで乗り通してこそ味わえるのです。
濃尾平野の果て
名古屋 14:48




日本三大都市の1つである中京圏。その中心「名古屋」から旅は始まります。
広大な濃尾平野に敷かれた真っ直ぐな線路を走り、まずは「岐阜」に到着です。ここから、いよいよ高山本線に入ります。ずっと続いてきた市街地も、「鵜沼」までで終わり、一気に山の中に突入します。
美濃太田 15:30

一旦平地に戻り「美濃太田」に到着です。
人口5.7万人の美濃加茂市の中心であり、太多線や長良川鉄道とも乗り換えられるターミナル。既に濃尾平野の外縁部まで来ており、この先は、いよいよ本格的な飛騨路の始まりです。
飛騨を駆ける

列車は飛騨川に沿って、深い谷を走ります。車窓には映るのは山・川・道路のみ。そしてときおり集落のある駅を通過するくらいです。
秘境感ある車窓の一方で、本数はそこそこ多くあります。6 or 8両編成にほぼほぼ満席のお客さんを乗せた上り便と、途中何度もそれ違いました。
下呂 16:29


久しぶりに大きな街にやってきました。
「下呂温泉」は日本三名泉の1つ。深い山奥に、巨大な温泉宿が立ち並ぶ景色はなかなか見応えがあります。徐々にあたりも暗くなってきて、そろそろ部屋でゆっくりしたくなる時間帯です。
高山 17:18

太平洋側と日本海側を分かつ峠は、宮トンネルであっという間に越えてしまいます。ここまで並走してきた飛騨川と別れ、ここから宮川に沿って走ります。
車窓の外の街明かりが、徐々に大きくなってきました。
飛騨地方の拠点「高山」とは


「高山市」は、飛騨地方の最大の都市であり、国内外から多くの人を集める国際観光都市。玄関口である高山駅前には大型ホテルが立ち並び、近年のインバウンド需要の勢いを感じさせます。
ここで特急ひだの旅路もひと段落。お客さんをどっさり降ろし、この先は短い2両での運転です。
飛騨古川 18:17
本日は飛騨古川まで。翌日に富山へ向かいます。


高山市のお隣にある「飛騨市」も、古い街並みの残る人気観光地です。規模はだいぶ小さいですが、また違った魅力があるものです。
駅を出ると、町は雪に覆われて、静寂に包まれていました。
駅前旅館の夜


この日は「飛騨ともえホテル」に宿泊です。遠い町の、駅前旅館で過ごす夜。窓の外を眺めると、雪が降りはじめました。
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飛騨のさらに奥地
飛騨古川 15:31
翌日、飛騨古川から富山までの最後の区間に乗車します。



飛騨古川から先はさらに人家も少なくなり、秘境度合いがぐっと増します。
本数も少なくなり、いよいよ末端まで来たと実感します。
猪谷 16:09
久しぶりに集落が現れました。


列車は「猪谷」に到着します。ここからは富山県となり、管轄もJR東海から西日本になります。乗務員の交代を行い、ラストスパートへ向けて再び発車です。
長く続いた山間部も、そろそろ終わりが近づいてきました。
富山平野



徐々に山が低くなってて、列車は「笹津」を通過します。一気に視界がひらけ、平野部に繰り出しました!ついに山を抜けたのです。
2日間も飛騨の山奥に居たからか、見渡す限り続く富山平野を駆け抜けるのは、それはそれは爽快なものでした。




車窓からは、カイニョと呼ばれる屋敷林を持つ家が見られます。家を守るために造られた、富山平野ならではの景色です。
終点が近づくにつれて、徐々に富山市内のビル群が近づいてきます。奥には薄っすらと立山連峰も見えました。高い壁に取り囲まれた豊かな土地。これが富山です。

富山16:44
市街地のビル群に立派な高架駅。ここは北陸 第二の都市です。改札を抜ければ、便利なLRTが皆さんをお出迎え。さっそく街なかへ繰り出しましょう。
この日も日本海側は曇りでしたが、心の中は晴れ晴れとしてました。
訪問日 2025年1月1日、2日
アクセス
特急ひだは、名古屋駅から高山駅・富山駅を結ぶ特急列車。JR東海の公式サイト(車両案内)はこちらから。

