東京都北区。都内の端のベッドタウンです。
昭和30年代から公営住宅の建設が進められ、赤羽台団地や桐ヶ丘団地などの新しい街が出現しました。(近年はだいぶ再開発が進んでいます)。
そんな団地の中にある、ノスタルジック溢れる商店街を訪れました。
都営桐ヶ丘団地

1954年から1976年に渡って建設された「都営桐ヶ丘団地」。かつて旧日本軍の施設があった跡地を、戦後に住宅地として開発しました。
隣接する赤羽台団地は1962年に建設が始まったので、こちらの方が老朽化してると思われます。しかし、再開発が進んでいる赤羽台団地に対して、こちらはまだまだ古い街並みが残っているようです。

歩いていくと、突如として商店街への入口が開きました。
桐ヶ丘中央商店街


やってきました。ここが桐ヶ丘中央商店街です。団地に囲まれた、中庭のような空間が広がっています。
万国旗が掲げられた華やかな様子は、デパートの屋上遊園地と似た華やかさを感じさせます。かつての人々で賑わった時代を感じさせる、退廃的な明るさ。レトロな団地の中に佇む祝祭空間です。

シャッターを閉めたお店が多い一方で、現役で営業しているお店も多く見られます。人通りは少なくとも、まだ人々の生活はここにあるのです。
都内の生きるノスタルジー

地方都市におけるシャッター問題は、郊外の大型ショッピングモールに客を取られたことが要因とされています。しかし、それ以上に深刻なのが人口減少です。そもそも人がいなくなれば、お店を利用する人もいません。

一方で東京23区内は、人がたくさんいます。
結局のところ、人がたくさんいる場所ならば、新しい商業施設も古い商店街もやっていけるのです。団地というコンクリートの壁に囲まれて、今日も桐ヶ丘中央商店街は営業を続けています。
訪問日 2023年3月12日
アクセス
「桐ヶ丘中央商店街」は、東京都北区にある商店街。公式サイトはこちらから。
