西武秩父線のボックス席|4000系

列車旅

西武秩父線(池袋線)の 飯能~西武秩父間 には ボックス席 の普通列車が運行されています。

1988年(昭和63年)に登場した4000系という車両が使われており、青いモケットのボックス席がずらりと並ぶ車内は、古き良き近郊電車の風景を思い起こさせます。

飯能→西武秩父 乗車レポ

白地に青・赤・緑の “ライオンズカラー” を纏う。

池袋から電車で40分。飯能にやってきました。

飯能駅までは都心郊外を走るふつうの通勤通学路線ですが、ここから先は一気に山間部に入ります。例えるなら中央線の高尾駅でしょうか。

飯能を境に、車両が大きく変わる。

池袋方面へは10両編成のロングシート車両が次々に発車するのに対し、西武秩父方面へは4両編成のボックス席が1時間に2本出てるのみ。

車内に入ると、これから始まるローカル線の旅に期待が高まります。

列車旅
遙か彼方の遠くの町を目指して、ひたすら走り続ける長距離列車。モータリゼーションに押されながらも、なんとか残った鉄道路線。#路面電車 #特別急行 #ボックス席 #モノレール・モダニズム

2つ扉の車内にボックス席がずらりと並ぶ光景は、かつての近郊型電車を思い起こさせます。ロングシートが主流の昨今では、なかなか見られなくなりつつある光景です。

時刻になり、普通 西武秩父行きが動き出しました。

線内で最も利用者数の少ない正丸駅。

4両編成の車内には、かなり余裕があります。

おそらく、途中に大きな駅が存在せず、終点の秩父まで向かうなら特急が便利なため、普通列車は空いているのでしょう。

一方で、車内には登山客の姿が目立ちます。特急の止まらない正丸駅や西吾野駅などを起点に、奥武蔵の山歩きを楽しむことでしょう。

独特な山容の武甲山。

車窓には高麗川と国道299号がずっと並走しています。

のどかな風景の中を走る単線の路線ですが、一方で特急列車が1時間に1本、普通列車は2本も走ります。秩父へのメインルートとして、しっかりと機能しているのです。

正丸トンネルを抜けて武甲山が見えてくると、終点の秩父はもうすぐです。

寝台特急サンライズ出雲 シングルデラックス|唯一のA寝台
寝台特急サンライズエクスプレスには全部で118室×2編成の客室が用意されていますが、その頂点にあたるのが A寝台1人用個室「シングルデラックス」です。わずか6室×2編成の客室は、現在の鉄道の旅における “庶民の憧れの星” となっています。東...
姫路セントラルパークの大観覧車|ビッグ8(旧ジャイアントホイール)
1984年の開園当初から稼働している大観覧車「ジャイアントホイール」は、姫路セントラルパーク(通称:姫セン)のシンボルです。完成当時は ”世界一高い観覧車” としてギネスに認定されましたが、現在は国内8位の高さであることから「ビッグ8」へと...
姫路セントラルパークのジェットコースター|Go!Go!ジェット
1984年の開園当初から稼働している「ジェットコースター」は、姫路セントラルパーク(通称:姫セン)の王道のローラーコースターです。もともとはシンプルに「ジェットコースター」と名付けられていたアトラクションでしたが、2024年に「Go!Go!...
日本最古のメリーゴーランドはどこにある?|としまえん、函館公園、るなぱあく
日本国内にあるメリーゴーランド(回転木馬)の中で、もっとも古いものはどこにあるのでしょうか?”世界的に見ても最古級” の歴史を誇るものから、今も ”現役で稼働” しているもの、さらには ”回転しない” ものを含めて、歴史的価値の高い3つの遊...
徳島市のアーケード商店街|東新町 籠屋町
徳島県徳島市の中心市街地にある、全蓋式アーケードの商店街を巡ります。核施設の撤退や駅前流出による空洞化が叫ばれる一方で、近年は新たな開発も進められています。そんなシャッター商店街の今をお伝えします。駅前商業地 VS 街なか商業地高松方面への...

ここでちょっと本の紹介。
表紙をクリックすると、楽天市場に移ります。

気になる1冊は見つかりましたか?
selected by レイワレトロ書店

西武鉄道 唯一のボックス席

東京と埼玉を運行する西武鉄道。西武池袋線と西武新宿線の2大幹線を中心に、多くの支線を擁する大手私鉄です。

保有する車両は、オールロングシートの通勤電車とクロスシートを備えた有料特急、ざっくりと2つに分かれます。そんな中で、ボックス席の4000系は異色の存在です。

〇〇鉄道のボックス席
昔ながらの “ボックス席” に揺られて、ちょっと懐かしい鉄道の旅へ。各地の鉄道路線のボックス席情報をまとめています。

かつては都心から秩父鉄道まで乗り入れる 快速急行 としても活躍していましたが、現在は飯能と秩父の間をひたすら結ぶのみです(秩父鉄道乗り入れは一部継続)。

近年の動向としては、2016年に1編成が「52席の至福」という観光列車に改造されています。2017年にはSトレインが登場し、ロングシートとクロスシートを柔軟に使い分けながら西武池袋線・秩父線で運行を始めました。

西武秩父線に乗ればいくらでも見られる4000系ですが、一方で登場から35年以上が経ちます。そろそろ今後も気になるところです。

イオン本牧 と ベイタウン本牧5番街|バブル期の商業施設の現在
1989年に横浜市中区本牧に開業した「マイカル本牧」。スペイン風の街並みが広がるアーバンリゾート型ショッピングセンターは、折からの好景気により、年間来場者数1500万人を記録します(ディズニーランドを超える)。ところが、アクセスの悪さから徐...
サンライズ瀬戸・出雲と新幹線|東京→博多 B寝台ソロ
ブルートレインの廃止から10年以上が経ちますが、今でも寝台特急を利用して東京と九州を移動することはできます。寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」と新幹線「みずほ」を乗り継げば、深夜22時頃に東京駅を出て翌朝8時半に博多駅にたどり着くことができる...
ハーヴェストウォークのメリーゴーランド|小山ゆうえんちの現在
小山ゆうえんちは、かつて栃木県小山市に存在した遊園地です。跡地にできた大型商業施設を訪れてみると、どことなく遊園地の雰囲気を感じます。歩いていった先にはメリーゴーランドがありました。おやまゆうえんハーヴェストウォーク2005年に惜しまれつつ...
丸広百貨店川越店の屋上|遊園地「わんぱくランド」閉園後の現在
埼玉県川越市にある丸広百貨店。屋上には人工芝の開放的な広場がありますが、かつてそこには、ノスタルジックな屋上遊園地がありました。丸広百貨店川越店丸広百貨店は、埼玉県内を基盤に店舗を展開しているデパート。その旗艦店として1964年(昭和39年...
サンライズ瀬戸|琴平延伸のモーニングタイム
東京と高松を結ぶ 寝台特急「サンライズ瀬戸」ですが、週末になると琴平まで延伸運転が行われます。通常運転時よりプラス1時間。“優雅な朝の列車タイム” を過ごしました。寝台特急サンライズ瀬戸東京駅を21:50に出発する「サンライズ瀬戸・出雲」サ...

ふるさと納税の紹介

▶▶▶ バナーを押すと楽天市場へ移動します◀◀◀

【秩父市】イチローズモルト、豚の味噌漬け、あまりん
【川越市】COEDOビール、さつまいも、うなぎ食事券
【所沢市】角川武蔵野ミュージアム、野球観戦チケット
【入間市】ジョンソンポーク、狭山茶、レトルトカレー

西武秩父線と吾野駅

復路も特急を使わずに、普通列車に乗ってみます。

正丸トンネルを抜けて、吾野駅で途中下車しました。ここは普通列車同士の行き違いが行われる他、特急の通過待ちも行われている駅です。

改札口には4000系が。西武秩父線の顔として定着しているもよう。

西武秩父線と西武池袋線の境目がどこかと聞かれたら、運行系統が分かれる「飯能駅」だと思われがちですが、実は「吾野駅」です。

1900年に池袋ー吾野の「西武池袋線」が開業します。1955年に秩父まで線路を伸ばし、吾野ー西部秩父の「西武秩父線」が開業したのです。

駅前に出ると、道路沿いに小さな街が広がっていました。

かつて秩父往還動の宿場町として栄えた吾野宿。現在もどことなく歴史ある街並みがあり、歩いてみれば思わぬ発見がありそうです。ボックス席の電車に乗って、古い町や自然が楽しめる。飯能ー西武秩父は、関東の電車旅の穴場かもしれませんね。

訪問日 2025年5月

アクセス

路線:西武秩父線・西武池袋線
車両:4000系
HP:公式サイト

〇〇鉄道のボックス席

JR小海線 中込→小諸|佐久盆地の市街地区間
JR小海線といえば “日本一標高の高い鉄道路線” として知られていますが、今回乗車する中込駅から小諸駅までの区間は佐久盆地の中を走ります。沿線には市街地が広がり、朝夕には20~30分間隔で列車がやってくる生活路線です。中込駅旧中込町の市街地...
西武秩父線のボックス席|4000系
西武秩父線(池袋線)の 飯能~西武秩父間 には ボックス席 の普通列車が運行されています。1988年(昭和63年)に登場した4000系という車両が使われており、青いモケットのボックス席がずらりと並ぶ車内は、古き良き近郊電車の風景を思い起こさ...
野岩鉄道のボックス席|6050系
野岩鉄道の「新藤原駅~会津高原尾瀬口駅(会津田島駅)」間では、すべての普通列車がボックス席 の6050系により運行されています。2つ扉の車内に、赤いモケットのボックス席がずらりと並ぶ様子は、ちょっと昔の近郊型電車の旅を追体験させてくれました...
小湊鐵道のボックス席|キハ40
2021年より運行を開始した、小湊鐵道のキハ40系に乗車します。上総中野から五井駅までの房総半島ローカル列車の旅。観光客も鉄道マニアも地元民もまとめて運ぶ、懐かしきボックス席の国鉄車両は、小湊鉄道の今後を支える現役のベテランランナーでした。
えちごトキめき鉄道のボックス席|観光急行
「えちごトキめき鉄道」の旅を楽しむなら、昔ながらのボックス席の「国鉄形観光急行(455系・413系)」がおすすめです。土日祝を中心に、観光急行や一部の普通列車として運行されています。日本海ひすいライン(市振〜直江津):転換クロスシートorセ...

西武線と埼玉県西部

まるひろ入間店の屋上|丸広百貨店
埼玉県入間市にある丸広百貨店。7階の屋上へ訪れます。丸広百貨店入間店1989年(平成元年)に開店した丸広百貨店入間店。埼玉県西部を地盤とする丸広百貨店にとっては旗艦店の川越店に次ぐ規模であり、当時ベットタウンとして成長著しかった入間市の商業...
入間市の中心市街地|豊岡の再開発ビル群
武蔵野台地の縁に広がっている、埼玉県入間市の中心市街地。道路上空を覆うペデストリアンデッキと2つの大型商業ビルが並ぶ街なかは、都心以外では珍しい ”商業よりもエンターテイメント機能を重視” して再開発が行われた場所でした。入間市駅池袋から西...
西武秩父線のボックス席|4000系
西武秩父線(池袋線)の 飯能~西武秩父間 には ボックス席 の普通列車が運行されています。1988年(昭和63年)に登場した4000系という車両が使われており、青いモケットのボックス席がずらりと並ぶ車内は、古き良き近郊電車の風景を思い起こさ...
西武新宿線の有料優等列車|特急レッドアロー小江戸
ごくごく平凡な通勤通学路線を、全車指定席の特急が駆け抜ける。ラッシュ時間帯の着席需要と、川越への観光アクセスというの2つの顔を持つ 特急レッドアロー「小江戸」号 です。乗ってみると、昼間の時間帯のガラガラっぷりに驚かされます。空気輸送とも揶...
秩父のデパート屋上|矢尾百貨店
秩父市内の唯一のデパートである「矢尾百貨店」。その屋上には、ささやかな屋上遊園地があります。青空を彩る万国旗。ここは小さな夢の国。Laviewで秩父へ埼玉県秩父市へは、西武鉄道の特急Laviewに乗れば、池袋から90分で到着します。むき出し...
丸広百貨店川越店の屋上|遊園地「わんぱくランド」閉園後の現在
埼玉県川越市にある丸広百貨店。屋上には人工芝の開放的な広場がありますが、かつてそこには、ノスタルジックな屋上遊園地がありました。丸広百貨店川越店丸広百貨店は、埼玉県内を基盤に店舗を展開しているデパート。その旗艦店として1964年(昭和39年...

全国の街巡り
国道16号線

列車旅
この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

Shizuをフォローする
シェアする
タイトルとURLをコピーしました