七夕のまち「平塚」のメイン商店街。旧東海道 平塚宿から発展してきた、中心市街地の商業地です。
湘南スターモール商店街



JR東海道本線の平塚駅から北へ100mほど歩くと、両側の歩道が ”片側式アーケード” に覆われた商店街にたどり着きました。
これこそが平塚市の中心商店街であり、全長約650mを誇る「湘南スターモール商店街」です。

商店街の名前にもなっている ”スターモール” は、平塚の夏の風物詩である「湘南ひらつか七夕まつり」に由来してます。
毎年7月に開催される七夕まつりは例年200万人以上の来場者を集めており、商店街一帯は色鮮やかな七夕飾りと人々の熱気に包まれます。通りを歩いてみると、至る所に七夕のイラストが描かれていました。
旧東海道の宿場町



かつての宿場と東海道のジオラマが展示される平塚市博物館。
商店街、さらに言えば平塚の街は、もともとは江戸時代の宿場町でした。
市内中心部を東西に横切る商店街の通りは、かつての 旧東海道 平塚宿 です。日本橋から15里半(約60.4㎞)、江戸から数えて7番目の宿場町として賑わいました。

当初は貧しい宿場町だったのですが、旅人に「これからあの山(湘南平)を越えなきゃならないから、今日はここで泊まっていきな」と声をかけて、客を増やすような努力をしたそうです。ちなみに、実際のルートでは山を越えません。
ここでちょっと本の紹介。
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国道1号線と平塚駅

現代の東海道である「国道1号線」は、商店街から北へ300mほどのところを並行して通っています。

平塚の中心市街地は、旧東海道である商店街を中心に、JR平塚駅から国道1号線までの間にコンパクトに広がっていると言えます。市の人口は約25.7万人(2025年)で、湘南エリアの中核都市の1つとなっています。

近代の平塚市と産業
さらに商店街から少し離れて、国道1号の北側へ行ってみましょう。
平塚市役所、ららぽーと、そして 横浜ゴムなどの工場群 などが並ぶこのエリアは、宿場町としての役割を終えた後の ”近代の平塚市” を語るうえで外せない場所です。

明治時代に入りると、平塚は ”工業都市” として頭角を現します。
1905年(明治38年)に「日本火薬製造株式会社(後の海軍火薬廠平塚工場)」が設立されます。日本の近代化や軍需産業を支えた一方で、戦時中には平塚が空襲を受ける要因にもなりました。
戦後になると、かつての軍需工場跡地に「横浜ゴム 平塚製造所」が建てられます。現在も製品の開発・製造拠点となっており、市の経済を支えているのです。
JR東海道本線 平塚駅

商店街から市街地を巡って、再び平塚駅に戻ってきました。
平塚駅は、東海道本線開業とほぼ同時期の1887年(明治20年)に開業します。現在の1日平均乗車人員は約6.2万で、他の鉄道路線と乗り換えがない単独駅としては、なかなかの利用者数です。
都心からは約63.8㎞も離れており、かなり郊外にあります。一方で、東海道本線という圧倒的な交通機関を擁するためか、あるいは駅と昔からの商業地も隣接しているからか、はたまた湘南ブランドのイメージの良さからか。商店街はそれなりに健闘しており、市街地はどこか爽やかな雰囲気でした。
訪問日 2025年5月
アクセス・宿泊
HP:公式サイト
交通:JR東海道本線で、東京から最速55分。
宿泊:平塚駅周辺の宿泊施設はこちらから。
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