JR東海道線の平塚駅。駅ビル「ラスカ平塚」の上にある “謎のドーム” へ行ってみると、湘南らしい爽やかな屋上庭園がありました。
平塚駅

平塚駅北口に降り立つと、地上7階建ての「湘南ステーションビル」がそびえ立ちます。
地上では路線バスと市街地へ向かう人々がひっきりなしに行き交い、上からは謎のドームが見下ろしている。地元住民には見慣れた景色かも知れませんが、初めて見る者にとっては日常の中の非日常です。

ラスカ平塚
駅ビルの歴史は古く、国鉄時代の1973年(昭和48年)に開業します。
メインテナントとして入る商業施設が「ラスカ平塚」。ほかにも茅ヶ崎駅、小田原駅、熱海駅などで営業しています。

開業当初は4階建てでしたが、その後も増築や改装が行われてきました。
1994年には、当時の社長の「(平塚は)イタリアの港町のようだ」という発言のもとリニューアルが行われます。
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屋上庭園「ラスカの杜」

そのリニューアルによって誕生したのが、このドームです。イタリアの教会堂をイメージしたもので、正式にはドゥオーモと言います。
緑眩しい屋上庭園と青空のもとに、堂々と佇む白亜のドゥオーモ。駅前の喧騒を忘れさせる、穏やかな空間です。



現在の屋上庭園「ラスカの杜」ができたのは2013年頃。ビーチリゾートをイメージした湘南らしい空間に仕上がっており、そこにドゥオーモの醸し出す異国情緒が、いいアクセントとなっています。
芝生広場やウッドデッキ、靴を脱いでくつろげるベンチもあり、コンパクトな敷地ながらも、凝縮された、居心地の良い空間が広がります。

屋上のもう1つの楽しみが景色です。
柵の向こうに広がるのは平塚の町並み。旧東海道の宿場町として発展し、東海道本線開業後は産業都市、商業都市として成長してきました。
レストラン
ちょうどお昼時。ドームからいい香り漂ってきます。

屋上は庭園だけでなく飲食店も営業しています。ドゥオーモ内部は、レストランの客席になっているのです。
メニューはもちろんイタリアン。駅の飲食店とは思えない、素晴らしいロケーションのリゾートレストランです。休日のランチ時間帯はあまりにも幸せそうな時間が流れており、男1人で入るのは躊躇してしまいました。
もう1つのドゥオーモ

改札に入ってふと窓の外を見ると、ドゥオーモがちらりと除きます。しかしよく見てみると、さっき屋上で見たものとは違います。
屋上庭園にあるドゥオーモは、駅の北側からしか見られません。一方で、もう1つのドゥオーモは南側から見られるようになっています。南北両方から見えるように造られたドゥオーモは、建物としての実用性ではなく、ランドマークとしての役割を担っているのです。

駅は街の玄関口。イタリアの港町かどうかはわかりませんが、湘南平塚の魅力的な風景の1つにはなっているでしょう。
訪問日 2025年5月
アクセス・宿泊
交通:JR東海道本線で、東京から最速55分。
人口:25.7万人(2025年)
HP:平塚市観光協会
ラスカ平塚
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