西日本最大級の遊園地「グリーンランド」
広大な敷地を持つ園内には、なんと “山” があります。山頂で待ち構えていたのは素晴らしい絶景と、おどろおどろしい廃墟です。
「スカイリフト」で山頂へGO

山頂エリアまでは「スカイリフト」が結んでいます。歩道が繋がってないため、唯一の移動手段兼アトラクションとなっています。それではさっそく乗ってみましょう!
リフトからの眺め


乗車してすぐ、左手に廃墟のようなプールが広がります。もっともオフシーズンのプールなんて、どこもこんなもんです。きっと夏休みには多くの子どもたちで賑わうことでしょう。
右手には廃墟のようなホテル(失礼)があります。こちらは1968年(昭和43年)開業のホテル ブランカ。もちろん現役の、グリーンランドのオフィシャルホテルです。


山の中腹にはゴルフコースが広がります。ここグリーンランドリゾートは遊園地だけでなく、ゴルフ場なども備えるレジャー産業集積地なのです。
いよいよ山頂が近づいてくると、 “廃タワー” が目の前に迫ってきました。
旧シンボルタワー

リフトを降りてすぐのところにそびえる、展望塔のような不気味な廃墟。
その正体は「ホラータワー 廃校への招待状」という、お化け屋敷タイプのアトラクション。廃墟の建物を活用した、現役のアトラクションなのです(つまり正式には廃墟ではない)。
全国屈指の心霊スポット
この建物は「シンボルタワー」として、1960年代後半に建てられました。遊園地創業当初から残る数少ない建物の1つです。
当初は展望台やゴルフ場の休憩所として使われますが、やがて奇妙な噂が囁かれるようになります。

いくつもの心霊現象が寄せられた展望台兼休憩所は、ついに本当のお化け屋敷になってしまいます。
TVのバラエティ番組にも度々登場しており、心霊スポット好きには名の知れた存在なのです。
昭和の展望台
個人的には、(ホラー系は苦手なので)昭和の展望塔をじっくり見学できた方が嬉しかったですが、遊園地としては これが正解でしょう。むしろ、お化け屋敷として活用されたおかげで、老朽化の進む建物が今日まで残ったとも考えられます。

特徴的な意匠が施された建物は、なかなか前衛的なデザインです。お化け屋敷になった現在も、周りのモニュメントと併せてしっかりと残されており、竣工当時と変わらない景観を楽しめます。
建物は4階建てですが、現在使われているのは2階まで。4階は心霊現象のために閉鎖されたらしいですが、単に老朽化によるものな気がします。いや、心霊のせいです。全国の心霊スポット好きはぜひグリーンランドへ!
ここでちょっと本の紹介。
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旧スーパースライダー

さらに山頂を歩いていくと、本物の廃墟がありました。
こちらは「スーパースライダー」、専用のそりで山頂から麓まで滑り降りるアトラクションです。1979年から40年以上に渡って稼働してきましたが、2023年にクローズします。


遊園地を一望しながら滑るのは、さぞかし爽快だったことでしょう。しかし、グリーンランドはアトラクション数 日本一の遊園地。持続的な運営のためには、選択と集中も必要なのです。
遊園地の光と “影”
山頂にはもう1つのアトラクション「魔女のフライング トリップ」があります。
最恐のお化け屋敷の隣にある、魔女をモチーフにしたアトラクション。どこか寂しげで怪しい雰囲気を活かしつつ、山頂ならではの爽快感も味わえる。見事な配置です。

遊園地にも光と影が存在するのなら、山頂エリアは “影” を担っています。
しかし、それは負の意味での影ではなく、元々ある建物や人気の少ない立地条件を活かし、ホラーというエンターテインメントに演出された “影” なのです。
訪問日 2025年3月
アクセス・宿泊
交通:大牟田駅(JR・西鉄)から路線バスで20分。
運営:株式会社グリーンランド
HP:公式サイト
