アーケード街の映画館跡のレトロカフェ|高崎オリオン座

かつて高崎中央銀座商店街には、「高崎オリオン座」という映画館がありました。2003年に営業を終了した後も、建物だけはアーケードの奥でひっそりと残されていました。

2021年に改装されて、現在は「カフェ」として営業しています。

レトロ映画館

外観は映画館そのもの。

遠目からはただの古い映画館でしたが、近づくと、オープンな雰囲気の入口が見えました。

群馬県高崎市新紐屋町で2021年より営業を開始した「カフェ」。往年の映画館と同じく「高崎オリオン座」と名付けられました。

シネマ
娯楽の王道「映画」を上映する、様々な街にある個性豊かなシネマを巡ります。

かつての映画館への入口は閉ざされており、そこだけ廃墟のような趣です。しかし、実際にこの建物は20年近く廃墟として放置されてました。

廃墟時代

1956年に開業した「高崎オリオン座」。当時は映画黄金期であり、近くの高崎電機館とともに繁華街の賑わいを牽引してきました。

ところが、2003年に閉館します。

商店街に佇む映画館の廃墟は、どこか不気味で魅力的でした。

シャッター商店街の奥にひっそりと佇むタイル張りの大きな建物。貼られたまま放置されたハリー・ポッターのポスターが、リアルな時間の流れを感じさせます。

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洗練されたカフェ空間

店内に入ると、洗練されたアーティスティックな空間が広がっていました。

開放感のある室内中央には様々な椅子と机が並べられ、奥の方には隠れ家のようなソファ席も用意されています。席選びが楽しいです。

居心地の良い空間に身を委ね、午後のひと時を過ごします。

どら焼きとコーヒーを注文。
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商店街の唯一のカフェ

このカフェ唯一の欠点は、高崎中央銀座という立地です。

人通りの乏しいシャッター商店街には、クラブやキャバクラなど夜のお店ばかりが並びます。もはやショッピングに訪れたり、カフェタイムを過ごしに来るような人がほとんどいないのです。

しかし、ここはかつて娯楽の中心地でした。

全盛期には複数の映画館が軒を連ね、中央銀座は買い物客で賑わい、歓楽街の柳川町とともに大変な盛り上がりを見せていました。そんな地域の歴史を考えると、やはり高崎オリオン座はこの場所になくてはならないのです。

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桐生市:銀だこ、ひもかわうどん …
藤岡市:洗剤、柔軟剤、地酒 …

華やかかりし時代を現代に伝えている高崎オリオン座。本当に居心地が良くて、普段だったら1杯で長居するところを、もう1杯おかわりして長居させていただきました。

訪問日 2025年1月

アクセス・宿泊

交通:田町バス停より徒歩3分
HP:公式サイト

   ※楽天トラベルへ移動します。

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この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

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