1949年(昭和24年)に誕生した “まねきのえきそば” は、和風だしのスープにオリジナル中華麺が絡む、山陽路の旅にぴったりな一杯です。
姫路駅構内「えきそば在来線下り店」では、深夜24時まで営業しています。


山陽新幹線の最終列車に乗車して、姫路駅の乗り換えがてらに “えきそば” を食べて、そのまま寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」に乗ってしまえば、翌朝にはもう東京。
そんな 博多駅21時発→東京駅7時着 という便利で実用的な移動と、夜行列車+深夜のえきそば という旅情あふれる移動を両立させた、九州→東京の旅の模様をご紹介しましょう。
運行ダイヤ
| 鹿児島中央 | 熊本 | 博多 | 小倉 | 広島 | 岡山 |
| 19:51 | 20:35 | 21:09 | 21:25 | 22:12 | 22:48 |
| 姫路 | 姫路 | 三ノ宮 | 大阪 | ||
| 23:08 | 23:33 | 00:11 | 00:33 |
| 静岡 | 富士 | 沼津 | 熱海 | 横浜 | 東京 |
| 04:38 | 05:09 | 05:25 | 05:43 | 06:44 | 07:08 |
山陽九州新幹線「みずほ614号」で23時8分に姫路駅に到着して、そこから乗り継ぐのは寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。翌朝7時08分には東京駅に到着します。
博多からおよそ10時間、鹿児島中央からはおよそ11時間でたどり着きます。

みずほ614号

博多 21:09
すでに東京行きの最終「のぞみ64号」は出ていってしまい、まもなく新大阪行きも終わりの時刻です。
鹿児島中央からやってきた「みずほ614号」が博多駅14番線ホームに入線すると、乗務員の交代の後にすぐ発車です。この先は小倉、広島、岡山、、、と停車してまいります。


ゆったりとした普通車指定席に落ち着いて、さっそく博多駅売店で購入した「かしわめし」をいただきましょう。
東筑軒の「かしわめし」は、鹿児島本線の折尾駅で生まれた名物駅弁。現在では北九州のソウルフードとしても親しまれています。“鶏肉以上にご飯が旨い” と評される炊き込みご飯は、独特な甘みが癖になる一品です。
福岡で親しまれてきた味を楽しみながら、夜の山陽路を駆け抜けていきます。
姫路駅 23:07

姫路駅に着いたら、駅前広場からサクッと姫路城を眺めて、コンビニへ立ち寄ったらすぐに改札内へと戻ります。
駅前には24時間営業のコンビニがあるのですが、駅構内の店舗はすでに終了しています。夜行列車に乗る前の飲料・食料調達には注意が必要です。
まねきのえきそば

姫路駅名物「まねきのえきそば」は、山陽本線の上下それぞれのホームにあります。そのうち遅くまで営業しているのは下りホームの方です。


「えきそば在来線上り店」
営業:6:00〜23:00 5,6番線(三宮・大阪方面)
国鉄車両を模した外観。(左画像)
「えきそば在来線下り店」
営業:6:00〜24:00 7,8番線(播州赤穂・岡山方面)
和風なイラストが描かれた外観。(右画像)
えきそば在来線下り店 23:15頃

寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」の出発時刻まであと15分。
看板メニュー「てんぷらえきそば」は、オーダーから10秒も経たずに出てきました。チープな麺と塩っぱいスープにふやけた天ぷらを、立ち食いスタイルでサクッと平らげます。旅の終わりへ誘うかのような、脱力感のある日常の味。優しい塩分が身体に染みる一杯です。
ゆっくりしつつ、急ぎつつ。店を後にします。

下りホームでは、網干方面や播州赤穂方面への帰宅客たちが静かに列をなしています。まもなく本日の最終列車です。
一方上りホームでは、東京へ向かう乗客たちが、長旅の装いをして集まっていました。淡々と日常が流れる姫路駅の中で、ここだけは非日常です。
ここでちょっと本の紹介。
表紙をクリックすると、楽天市場に移ります。
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寝台特急サンライズ出雲

姫路 23:33
岡山方面から暖色系のヘッドライトが見えてくると、やがて14両編成2階建ての大柄な車体がホームに滑り込んできました。姫路での短い滞在に別れを告げて、車内に入り込みます。

B寝台ソロ 下段
今宵のお部屋は、B寝台1人用個室「ソロ」下階 。
スタンダートな客室である「シングル」よりも狭いですが、その分リーズナブルに利用することができます。ただし天井まで窓が広がる上階と比べると、下階はかなり窮屈な印象。さらに今回は山側のため、明石海峡大橋のライトアップや朝焼けの相模灘も見られません。

しかし、たとえ狭くとも横になってしまえば同じこと。むしろコンパクトな空間が、車両宿泊ならでは秘密基地感を高めてくれます。
寝具に身を包んで部屋の灯りを消したら、夜行時間の始まりです。

特急らしいトップスピードで山陽本線を爆走するサンライズエクスプレス。新快速が最高速度130km/hで行き交っているアーバンネットワークを、こちらもノンストップで駆け抜けます。
兵庫県内の知らない街を通過して、列車はひたすら東を目指します。
三宮 0:11

さすがに神戸市内に入ると建物が多くなり、郊外から大都市へ様変わりしました。
列車はゆっくりと神戸駅を通過して、静かに三宮駅に停まります。深夜帯はアナウンスもお休みです。外から駅放送が聞こえてきた後に、再びゆっくりと動き出します。

阪神間の街明かりを眺めていると、妙に安心した気分になります。
山の斜面まで続いていく高級住宅街を眺めて、阪神間モダニズムに思いを馳せて。これは、山側の車窓だけのものでしょう。
大阪 0:33

姫路からおよそ1時間で大阪までやってきました。ここを発てば、あとは静岡県内までノンストップです。
淀川を渡り、京阪間を列車は進んでいきます。京都駅までは起きていようかと思っていましたが、気付いたら寝てました。
東京7:08
と言いたいところなのですが、この日は8時20分頃の到着でした。

どうやら金谷駅付近で貨物列車と動物が接触した為、サンライズ瀬戸・出雲も1時間弱の大遅延となったのです。首都圏の朝ラッシュがピークを迎える中で、だらだらと二度寝三度寝をしながらの都心のど真ん中に到着して。やはり、夜行列車は特別なものですね。
乗車日 2025年10月
乗車ガイド

運行開始:1998年(平成10年)7月10日
運行区間:東京ー出雲市・高松
公式HP:JRおでかけネット
【東京~九州】下り
寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
東京21:50 横浜22:15・・・岡山6:27
→新幹線「みずほ601号」
→岡山6:51・・・小倉8:13 博多8:28 熊本9:02 鹿児島中央9:46
【九州~東京】上り
新幹線「みずほ614号」
鹿児島中央19:51 熊本20:35 博多21:09 小倉21:25・・・姫路23:07
→寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」
→姫路23:33・・・横浜6:45 東京7:08
【東京~出雲市】下り
東京21:50 横浜22:15・・・米子9:05 松江9:33 出雲市10:00
【東京~琴平】下り
東京21:50 横浜22:15・・・高松7:27 琴平8:39
【大阪~東京】上り
大阪0:33・・・横浜6:45 東京7:08
利用可能な店舗


- 岡山駅
セブンイレブン ハートイン岡山駅在来線改札内店(6:00〜23:00)2階在来線改札内
セブンイレブン ハートイン岡山駅新幹線改札内店(6:00〜22:00)2階新幹線改札内
おみやげ街道岡山駅瀬戸大橋線(6:25~12:40)在来線8番線ホーム - 姫路駅
えきそば在来線下り店(6:00〜24:00)山陽本線在来線下りホーム
ファミリーマート 姫路駅南店(24時間営業)姫路駅南口から徒歩3分 - 大阪駅
セブンイレブン ハートインJR大阪駅桜橋口内店(5:30〜24:30)1階改札内
アントレマルシェ大阪店(6:00〜24:30)1階改札外 中央コンコース - 高松駅
セブンイレブン Kiosk 高松駅改札口店(6:00〜21:00)1階在来線改札内
車内の設備
A寝台
・シングルデラックス:1人用 6部屋 →こちら
B寝台
・サンライズツイン :2人用 4部屋
・シングルツイン :1(2)人用 8部屋
・シングル :1人用 80部屋 →こちら
・ソロ :1人用 20部屋 →こちら(上段)
→こちら(下段)
指定席
・のびのび座席 :28席
共用設備
・シャワー
・自動販売機
・ミニラウンジ
・トイレ、洗面台
※各情報は2026年現在のものです。
