東日本最後の国鉄115系電車|しなの鉄道

ボックス席に座り窓を開けて、レトロな国鉄車両の旅を楽しむ。

ほんの数年前までは、ちょっと田舎に行けばいくらでも乗ることができました。

国鉄時代に大量生産された115系(113系)も、いよいよ終焉の時が近づいています。東日本で最後まで残ったしなの鉄道でも、2028年の引退が発表されています。

ボックス席から車窓を眺めると、房総半島や中央東線、広島、新潟…での鉄道の旅が蘇りました。

湘南色乗車レポ 小諸▶軽井沢

しなの鉄道 115系

新幹線が通らなかったことでレトロな町並みが残された「小諸」から、しなの鉄道に乗って「軽井沢」を目指します。

ホームで待っていると、遠くから近づいてくる オレンジと緑のツートンカラー の車体。いかにも昔の電車な趣です。

東海道本線発祥のこのカラーリングは、沿線のみかんや茶葉をイメージしているとのこと。しかし、実際はかぼちゃ電車と呼ばれて親しまれていました。

しなの鉄道 115系

小諸駅で多くの乗客が下車し、車内は一気にガラガラになります。ここから軽井沢までは、しなの鉄道でも末端となる区間。峠に向けて徐々に高度を上げていきます。

車窓からは浅間山が姿を現しました。午後の気だるい空気の中、車内の薄暗さもあって、ついウトウトしてしまいます。

軽井沢駅

終点の軽井沢に到着しました。

多くの観光客で賑わう観光リゾート地。そこに突如に現れた、かつて首都圏を走った古い電車に、懐かしさを覚えた人も少なくないでしょう。

大正時代からの避暑地としての歴史を感じさせる、重厚感溢れる駅舎を後にして、この日の旅を終えました。

私鉄唯一の夜行列車|尾瀬夜行23:45
浅草駅から会津高原尾瀬口駅まで、175.3kmの距離をおよそ3時間かけて結ぶ夜行列車があります。金曜日(あるいは土曜日)の夜に都心を発って、翌朝早くから尾瀬登山やスキー・スノボが始められる、レジャーの強い味方です。東武鉄道の夜行列車「尾瀬夜...
寝台特急サンライズ出雲 シングルデラックス|唯一のA寝台
寝台特急サンライズエクスプレスには全部で118室×2編成の客室が用意されていますが、その頂点にあたるのが A寝台1人用個室「シングルデラックス」です。わずか6室×2編成の客室は、現在の鉄道の旅における “庶民の憧れの星” となっています。東...
会津地方の都市間連絡 快速あいづ|猪苗代・会津若松
磐越西線を走る「快速あいづ」は、郡山から会津若松までの都市間連絡を担う速達列車です。東北新幹線に接続して、会津地方の人々や観光客を運んでいます。快速あいづ1号 郡山→猪苗代東北新幹線「なすの」に乗って、福島県内のターミナルの1つである郡山駅...
阿佐海岸鉄道(阿波海南→東洋町)|DMV乗車レポ
徳島県最南端と高知県最東端を結ぶ「阿佐海岸鉄道阿佐東線」には、世界初の乗り物「DMV」が運行されています。一般道を バス として走ったDMVは、阿波海南駅で 鉄道 になって甲浦駅までの線路を走行。再び一般道へと降り立ち、東洋町や宍喰温泉の道...
インクラインと森林鉄道|高知県馬路村
高知県安芸郡の馬路村(うまじむら)は、かつて林業で栄えました。村の産業と生活の中心にあったのが「魚梁瀬(やなせ)森林鉄道」です。最盛期には総延長250㎞にも及ぶ路線網を誇りましたが、昭和の中頃になると姿を消します。現在の馬路村は、ゆず製品と...

ラストラン迫る ‐しなの鉄道115系‐ とは

しなの鉄道 115系

しなの鉄道を走る古い電車こと115系は、まさに今新型車両への置き換えが進行中。風前の灯です。

そもそも115系(113系)は、国鉄の近郊型電車として誕生しました。現在で言う、上野東京ラインや湘南新宿ライン、総武横須賀快速線などで活躍した電車です。

〇〇鉄道のボックス席
昔ながらの “ボックス席” に揺られて、ちょっと懐かしい鉄道の旅へ。各地の鉄道路線のボックス席情報をまとめています。
しなの鉄道 115系

首都圏の主要路線から引退した後も、東日本エリアでは房総半島や北関東、甲信越地方などで長らく活躍を続けていました。まさに「ちょっと田舎に行けば、いつでも見られる電車」だったのです。かく言う私も、青春18切符を片手に何度も鉄道旅行へ出掛けたものです。

無くなるのは名残惜しいですが、既に製造からは40年以上が経過。もう十分に役割を果たしたのです。

現代の「武蔵野」は、川越らへんにある––––ふるさとは国道16号
この記事は、郊外で生まれ育った平成世代の綴る「私と武蔵野」のエッセイです。郊外へと押し出される武蔵野「武蔵野」という言葉を聞いて、皆様はどこを思い浮かべるでしょうか。明治期に国木田独歩が名著『武蔵野』で描いたのは、 渋谷 でした。巨大ターミ...
北九州市のデパート屋上|小倉井筒屋
福岡県北九州市小倉区にある、老舗百貨店の屋上広場。開放感溢れる空間から、迫力ある都市景観を一望することができました。小倉井筒屋山陽新幹線「小倉駅」からおよそ800mほど離れた、紫川の畔にある巨大なデパート。北九州市の地場資本百貨店である「小...
前橋市のアーケード商店街|中央通り オリオン通り
群馬県前橋市の中心市街地に広がる商店街。複数のアーケード街を擁する町並みは、どこか西日本の都市的な趣がありました。中央通り商店街(ROSE AVENUE)前橋市の中心的な商店街である「中央通り商店街(ROSE AVENUE)」は、国道50号...
日本橋三越本店|デパートの屋上
ルネサンス様式の荘厳な商業建築の屋上を訪れると、まるで公園のような居心地の良い空間が広がっていました。ここは日本橋にある、三越百貨店の本店です。日本初の百貨店1932年(昭和7年)に延伸開業した地下鉄銀座線 三越前駅。地下鉄銀座線に「三越前...
スズラン百貨店 前橋店|中心街のデパート
前橋市内で唯一のデパートとなった「スズラン百貨店」。近い将来、建て替えによってその姿を消すことになる、現在の店舗を訪ねました。スズラン百貨店 前橋店スズラン百貨店は、群馬県の前橋市と高崎市に店を構えている地場資本の百貨店です。1952年(昭...

ここでちょっと本の紹介。
表紙をクリックすると、楽天市場に移ります。

気になる1冊は見つかりましたか?
selected by レイワレトロ書店

初代長野色乗車レポ 妙高高原▶長野

ところかわって妙高高原駅。長野県の北の端から、旅を再開します。

しなの鉄道 115系

正直あまり馴染みがない、白地に緑のカラーリング。初代長野色と呼ばれるもので、信州の山々をイメージしているそうです。

初代長野色があれば新長野色もあります。長野オリンピックの頃に登場した新長野色は、現在は中央東線の211系が引き継いでいます。

窓を全開に開けて、大自然の風と景色を満喫します。山岳路線の趣の強い北しなの線は、上田・小諸方面と比べて利用が少なく、車内もガラガラでした。

徐々に景色が開けてくると、いよいよ長野盆地に入ります。さすがに乗客も増えてきて、次は終点長野です。

しなの鉄道 115系

ホームに降り立つと、駅そばのいい香りが漂ってきました。サクッとはらごしらえを済ませ、次の目的地へ向かったのでした。

乗車日 2023年12月 2022年5月

アクセス

軽井沢-篠ノ井と長野-妙高高原を結ぶ「しなの鉄道」。公式サイトはこちらから。

ふるさと納税

   ※楽天市場に移動します。

信州の旅

信州ワインと「ろくもん」を嗜める駅|小諸 ‐こもろ‐
しなの鉄道「小諸駅」の駅舎内には、「駅そば」「カフェ」「信州ワイン」の3つのお店が軒を連ねています。どれも居心地がよく、単なる通過点ではない “鉄道の旅” を彩ってくれる存在です。栄枯盛衰の小諸駅かつては信越本線の主要駅として、特急あさまも...
JR小海線 中込→小諸|佐久盆地の市街地区間
JR小海線といえば “日本一標高の高い鉄道路線” として知られていますが、今回乗車する中込駅から小諸駅までの区間は佐久盆地の中を走ります。沿線には市街地が広がり、朝夕には20~30分間隔で列車がやってくる生活路線です。中込駅旧中込町の市街地...
小海線「中込」の駅前商店街|昭和日本的メルヘンタウン
どこかメルヘンチックな駅前商店街。ここは、JR小海線の中込駅前の風景です。信州の山々に囲まれた小さな町。地元民に混じって駅を降り立つと、お洒落で可愛らしい街並みが広がっていました。中込駅と駅前商店街JR小海線といえば “日本一標高の高い鉄道...
小諸市の中心市街地|さわやか信州
長野県小諸市は、さわやかな信州の風が吹く高原リゾート と、どこか懐かしくて時が止まったかのような 鄙びた地方都市 としての2つの顔を持つ都市です。かつての繁栄の面影を感じさせる駅前ビル群を抜けて、奮闘する街なかを散策しました。特急あさまが停...
東日本最後の国鉄115系電車|しなの鉄道
ボックス席に座り窓を開けて、レトロな国鉄車両の旅を楽しむ。ほんの数年前までは、ちょっと田舎に行けばいくらでも乗ることができました。国鉄時代に大量生産された115系(113系)も、いよいよ終焉の時が近づいています。東日本で最後まで残ったしなの...
タイトルとURLをコピーしました