中国山地の要衝・津山。全蓋式アーケード商店街が張り巡らされた、西日本の地方都市を歩きます。
中心市街地のアーケード商店街

津山駅から北へ500mほど歩いて橋を渡ると、いよいよ街なかエリアに入ります。
歩道には片側式アーケードが現れ、さらにその先にはいくつもの全蓋式アーケード商店街が連なっています。ここが津山の中心市街地です。

ソシオ一番街

駅前からのメインストリートを進むと、まず最初に現れるのが「ソシオ一番街」です。
全長約200mに及ぶ全蓋式アーケードに覆われており、駅前通りからアルネ津山までの間を結んでいます。かつての城下町や宿場町からの流れを汲む、津山市を代表する中心商店街です。

1972年(昭和47年)にアーケードが設置された当時は「津山一番街」と呼ばれてましたが、その後、1998年(平成10年)にアーケードが付け替えられた際に「ソシオ一番街」へと改称されて、現在に至ります。
アルネ・津山

商店街を突き当たりまで進むと、突如として巨大な壁のような建物が現れました。
地上8階建てのこの建物は、天満屋百貨店をメインテナントに図書館やホール、オフィスなどが入居する再開発ビル「アルネ・津山」です。
商店街の道はそのまま建物の中へと繋がり、その向こう側では再び商店街が続いているのです。
津山銀天街

建物を北側に抜けると、「津山銀天街」がL字型に伸びています。
その規模は小さく、北に50m、西に20mほどとなっており、立派なアーケードの割には、どこか中途半端な印象です。
実は、かつての銀天街はもっと大規模なものでした。ところが1999年(平成11年)に再開発によって、商店街の南半分が「アルネ・津山」の敷地へと飲み込まれてしまったのです。

1954年(昭和29年)に津山で最初にアーケードが設置された「銀天街」。今でも市内の商店街は、ここを中心として東西北へと伸びており、立地的には “銀天街=アルネ・津山” と言っても過言ではありません。
商店街と大型施設が一体となって、街の核を担っているのです。
二番街 本町三丁目

銀天街から西には「津山二番街商店街」「津山本町三丁目商店街」と、一直線にアーケードが続いていきます。
ソシオ一番街からアルネ津山・銀天街を経て本町三丁目まで貫く “東西の軸” は、実は出雲街道のルートになっています。
現在も街道筋は商店街として栄え、アルネ津山の建物内では城下町特有の「鍵曲がり(クランク)」もあるなど、街道の面影を色濃くとどめているのです。


商店街の西端まで来ると、東西におよそ1km(途中建物内を通る)に及んだアーケードが終りを迎えました。
出雲街道はさらに西へ、城下町の風情を残しながら続いています。
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元魚町商店街

再び中心の銀天街まで戻り、今度は北へ伸びる「元魚町商店街」を歩きます。
その名の由来は、慶長年間(江戸時代初期)の城下町整備の際に、この地に魚屋が集められたことから。その後、魚屋が別の場所に移転したため “元の魚町” ということで元魚町と呼ばれることになったのです。

こちらは1977年(昭和52年)に全蓋式アーケードが設置されて、全長140mの規模となっています。
周辺には郵便局や中央病院、マンションなどが立地しています。

少し離れて振り返ると、パックリと口を開けたアーケードの入口と、そのど真ん中に巨大建築が構える姿が見えました。
アーケード商店街を骨格とする都市構造は、西日本の地方都市では多く見られますが、これほどまでに商店街と百貨店(アルネ津山)が一体化しているのは、津山ならではの光景といえるでしょう。
訪問日 2024年6月
アクセス
HP:ソシオ一番街
津山本町三丁目
交通:津山駅から徒歩10〜15分
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