モノレールとロボットとSF|養老ランド

岐阜県にあるローカル遊園地で遭遇した「UFOモノレール」と「ロボット21号」。昭和のSFやオカルトブームを背景にできたアトラクションは、なんとも言えない魅力を放っていました。

養老ランド

不思議な雰囲気の屋内アトラクション。

1973年(昭和48年)にオープンした養老ランドは、岐阜県養老町にあるちびっこ遊園地。

まるで夢の中に出てくるような雰囲気の「屋内遊園地」と、青空の下にレトロな乗り物が並ぶ「屋外遊園地」の、2つのエリアがあります。

養老ランド|岐阜県養老町
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園内は東京ドームとほぼ同じくらいの大きさになっており、「モノレール」と「ロボット」は一番奥にあります。

ロボット21号

コックピットに入って操縦することのできる、夢とロマンに溢れたアトラクション。料金は1人100円です。

ここで遊園地のオープン当時を振り返ってみると、1970〜80年代にはロボットアニメブームが巻き起こっていました。なかでも横山光輝氏による漫画・アニメ『鉄人28号』(1963年)は、「ロボット21号」の名前やデザインにも大きく影響を与えたことでしょう。

ちなみに栃木県の宇都宮動物園には、これとそっくりなロボットがいます。現在は動きませんが、入口でモニュメントとして活躍しています。

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UFOモノレール

鉄人 ロボット21号の横はミニ動物園となっており、その上空にはUFO(を模したモノレール)が飛び交っています。料金は1人200円です。

ここで再び遊園地のオープン当時を振り返ってみますと、やはり 1970年代後半にUFOブーム が起きていました。メディアでは空飛ぶ円盤の目撃情報が取り上げられ、アニメや映画のモチーフにもなり、1977年にはピンクレディーのあの曲が大ヒットします。

そんなオカルトブームの象徴であったUFOと、当時未来の乗り物として持て囃されていたモノレールは、まさに夢の組み合わせです。登場当初はさぞかし人気を集めたことでしょう。

モノレール モダニズム
コンクリートや鉄骨を用いた機能的で合理的なデザインに、昭和の未来都市やSF映画が描いたノスタルジックな夢を重ね合わせて。モノレールの持つ、革新性と懐かしさが共存する独特な魅力に迫ります。

同じ場所で回転するだけのアトラクションが多い中で、ゆっくり景色を楽しみながら周るアトラクションは、大人でも楽しめます。桜の季節には、花見をしながら乗るのもおすすめです。

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飛行機

遊園地の定番といえる飛行機型ライドですが、養老ランドにも「アストロジェット」という名前であります。一般的にイメージされる飛行機と比べると、やけにメカメカしくSFチックなデザインです。

※現在はメンテナンスにより休止中です。

ヘリコプター

さらに園内には 本物のヘリコプター が展示されています。現役当時を再現するためか、わざわざ高い所に設置されているのが特徴です。

ここまで様々なSF的アトラクションを見てきましたが、やはりホンモノは違います。剥き出しにされたエンジンと仮面ライダーのようなデザインに、いつの間にか忘れ去られた “メカへの憧れ” を、思い出します。

操縦席に入ることもできる。

ところが近づいてみると、かなり劣化が進んでおり痛々しく見えます。そこにあるのは最新鋭のテクノロジーではなく、朽ちゆく哀愁です。

一方で、SFは未来志向であると同時に “廃墟を内包するもの” でもあります。もはや廃棄物と化したヘリコプターも、ある意味もっともSFを体現していると言えるでしょう。

訪問日 2025年8月24日

アクセス・宿泊

HP:公式サイト
鉄道:養老鉄道養老駅から徒歩15分
道路:名神高速 関ケ原IC 東海環状道 養老IC
宿泊:市内の宿泊施設 一覧は こちら から
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