モノレールとロボットとSF|養老ランド

岐阜県にあるローカル遊園地で遭遇した「UFOモノレール」と「ロボット21号」。昭和のSFやオカルトブームを背景にできたアトラクションは、なんとも言えない魅力を放っていました。

養老ランド

不思議な雰囲気の屋内アトラクション。

1973年(昭和48年)にオープンした養老ランドは、岐阜県養老町にあるちびっこ遊園地。

まるで夢の中に出てくるような雰囲気の「屋内遊園地」と、青空の下にレトロな乗り物が並ぶ「屋外遊園地」の、2つのエリアがあります。

養老ランド|岐阜県養老町
「養老ランド|岐阜県養老町」の記事一覧です。

園内は東京ドームとほぼ同じくらいの大きさになっており、「モノレール」と「ロボット」は一番奥にあります。

ロボット21号

コックピットに入って操縦することのできる、夢とロマンに溢れたアトラクション。料金は1人100円です。

ここで遊園地のオープン当時を振り返ってみると、1970〜80年代にはロボットアニメブームが巻き起こっていました。なかでも横山光輝氏による漫画・アニメ『鉄人28号』(1963年)は、「ロボット21号」の名前やデザインにも大きく影響を与えたことでしょう。

ちなみに栃木県の宇都宮動物園には、これとそっくりなロボットがいます。現在は動きませんが、入口でモニュメントとして活躍しています。

としまえんの現在|練馬城址公園
2020年8月31日に閉園した「としまえん」は、都心郊外にある遊園地として長年親しまれてきました。その跡地は再開発されて、1つはハリー・ポッターのテーマパークに、もう1つは「練馬城址公園」に整備されています。西武鉄道と豊島園駅パーク開業時に...
パノラマ山展望台|現役遊園地の廃墟 お化け屋敷
西日本最大級の遊園地「グリーンランド」広大な敷地を持つ園内には、なんと “山” があります。山頂で待ち構えていたのは素晴らしい絶景と、おどろおどろしい廃墟です。「スカイリフト」で山頂へGO山頂エリアまでは「スカイリフト」が結んでいます。歩道...
恵那峡ワンダーランド|懐かし遊園地
岐阜県中津川市にある遊園地「恵那峡ワンダーランド」。レジャー施設が最繁忙期である8月に訪れましたが、ほとんどのアトラクションでは待ち時間が0分。あまりの入園者数の少なさは、TVでも度々取り上げられています。この記事では、園内のアトラクション...
恵那峡天界苑の現在|恵那峡ワンダーランド フォレストエリア
岐阜県中津川市にある「恵那峡ワンダーランド」。園内はアトラクションの他にも、自然や動物と触れ合える「フォレストエリア」もあります。ところが実際に訪れてみると、なんともB級感漂う空間が広がっていました。ふれあいどうぶつひろば遊園地には、ミニ動...
別府ケーブルラクテンチ |歓楽温泉街の老舗遊園地
別府の巨大温泉街を見下ろす場所にある「別府ケーブルラクテンチ」。楽しいアトラクションたちと、戦前から続く長い歴史を擁する娯楽施設です。そんな昭和レトロな老舗遊園地の魅力に迫ります。お山の上の老舗遊園地おもちゃの城のような入口。大分県別府市に...

UFOモノレール

鉄人 ロボット21号の横はミニ動物園となっており、その上空にはUFO(を模したモノレール)が飛び交っています。料金は1人200円です。

ここで再び遊園地のオープン当時を振り返ってみますと、やはり 1970年代後半にUFOブーム が起きていました。メディアでは空飛ぶ円盤の目撃情報が取り上げられ、アニメや映画のモチーフにもなり、1977年にはピンクレディーのあの曲が大ヒットします。

そんなオカルトブームの象徴であったUFOと、当時未来の乗り物として持て囃されていたモノレールは、まさに夢の組み合わせです。登場当初はさぞかし人気を集めたことでしょう。

モノレール モダニズム
ホーム > 建築と乗り物 > 都市軌道コンクリートや鉄骨を用いた機能的で合理的なデザインに、昭和の未来都市やSF映画が描いたノスタルジックな夢を重ね合わせて。モノレールの持つ、革新性と懐かしさが共存する独特な魅力に迫ります。日本のモノレール...

同じ場所で回転するだけのアトラクションが多い中で、ゆっくり景色を楽しみながら周るアトラクションは、大人でも楽しめます。桜の季節には、花見をしながら乗るのもおすすめです。

現代の「武蔵野」は、川越らへんにある––––ふるさとは国道16号
この記事は、郊外で生まれ育った平成世代の綴る「私と武蔵野」のエッセイです。郊外へと押し出される武蔵野「武蔵野」という言葉を聞いて、皆様はどこを思い浮かべるでしょうか。明治期に国木田独歩が名著『武蔵野』で描いたのは、 渋谷 でした。巨大ターミ...
北九州市のデパート屋上|小倉井筒屋
福岡県北九州市小倉区にある、老舗百貨店の屋上広場。開放感溢れる空間から、迫力ある都市景観を一望することができました。小倉井筒屋山陽新幹線「小倉駅」からおよそ800mほど離れた、紫川の畔にある巨大なデパート。北九州市の地場資本百貨店である「小...
前橋市のアーケード商店街|中央通り オリオン通り
群馬県前橋市の中心市街地に広がる商店街。複数のアーケード街を擁する町並みは、どこか西日本の都市的な趣がありました。中央通り商店街(ROSE AVENUE)前橋市の中心的な商店街である「中央通り商店街(ROSE AVENUE)」は、国道50号...
日本橋三越本店|デパートの屋上
ルネサンス様式の荘厳な商業建築の屋上を訪れると、まるで公園のような居心地の良い空間が広がっていました。ここは日本橋にある、三越百貨店の本店です。日本初の百貨店1932年(昭和7年)に延伸開業した地下鉄銀座線 三越前駅。地下鉄銀座線に「三越前...
スズラン百貨店 前橋店|中心街のデパート
前橋市内で唯一のデパートとなった「スズラン百貨店」。近い将来、建て替えによってその姿を消すことになる、現在の店舗を訪ねました。スズラン百貨店 前橋店スズラン百貨店は、群馬県の前橋市と高崎市に店を構えている地場資本の百貨店です。1952年(昭...

ここでちょっと本の紹介。
表紙をクリックすると、楽天市場に移ります。

気になる1冊は見つかりましたか?
selected by レイワレトロ書店

飛行機

遊園地の定番といえる飛行機型ライドですが、養老ランドにも「アストロジェット」という名前であります。一般的にイメージされる飛行機と比べると、やけにメカメカしくSFチックなデザインです。

※現在はメンテナンスにより休止中です。

ヘリコプター

さらに園内には 本物のヘリコプター が展示されています。現役当時を再現するためか、わざわざ高い所に設置されているのが特徴です。

ここまで様々なSF的アトラクションを見てきましたが、やはりホンモノは違います。剥き出しにされたエンジンと仮面ライダーのようなデザインに、いつの間にか忘れ去られた “メカへの憧れ” を、思い出します。

操縦席に入ることもできる。

ところが近づいてみると、かなり劣化が進んでおり痛々しく見えます。そこにあるのは最新鋭のテクノロジーではなく、朽ちゆく哀愁です。

一方で、SFは未来志向であると同時に “廃墟を内包するもの” でもあります。もはや廃棄物と化したヘリコプターも、ある意味もっともSFを体現していると言えるでしょう。

訪問日 2025年8月24日

アクセス・宿泊

HP:公式サイト
鉄道:養老鉄道養老駅から徒歩15分
道路:名神高速 関ケ原IC 東海環状道 養老IC
宿泊:市内の宿泊施設 一覧は こちら から
   ※楽天トラベルへ移動します。

ふるさと納税

岐阜県養老郡養老町では「養老ランドの入場券」や「飛騨牛」などの返礼品を用意してます。濃尾平野の最西端に位置する自然豊かな町を、ふるさと納税で応援してみませんか?
※楽天市場へ移動します。

養老ランド

遊園地のミニトレイン「新幹線」|養老ランド
養老ランドの園内には、夢の超特急「新幹線」を模したミニトレインや、113系や0系のキディライドがあり、遊園地でありながらも国鉄時代を感じられるスポットになっています。養老ランド不思議な雰囲気の屋内アトラクション。1973年(昭和48年)にオ...
幻想メリーゴーランドと屋内遊園地|養老ランド
ドリームコア(Dreamcore)というインターネット発祥の空間美学を体現する場所として、今ひそかに注目を集めている「養老ランド」。がらんとした広大な屋内空間に、煌々と輝くレトロなアトラクションや、平成初期のアーケードゲームがたたずむ光景は...
モノレールとロボットとSF|養老ランド
岐阜県にあるローカル遊園地で遭遇した「UFOモノレール」と「ロボット21号」。昭和のSFやオカルトブームを背景にできたアトラクションは、なんとも言えない魅力を放っていました。養老ランド不思議な雰囲気の屋内アトラクション。1973年(昭和48...
岐阜県養老町のふるさと納税|返礼品で「養老ランド」へ!
岐阜県養老町では、ふるさと納税の返礼品として「養老ランド」の入場券・乗り物券・ランチを用意しています。返礼品 養老ランド「入場券・乗り物券」【ふるさと納税】養老ランド 入場券 大人子供共通1枚 乗り物券(2,200円分)セット 養老町 遊園...
養老ランドの屋上観覧車|ワンダーホイル
かつてデパート屋上遊園地で稼働していたミニ観覧車。およそ半世紀前に「養老ランド」へやってきて、今も現役で活躍しています。養老ランド不思議な雰囲気の屋内アトラクション。1973年(昭和48年)にオープンした養老ランドは、岐阜県養老町にあるちび...
タイトルとURLをコピーしました