まるで2つの観覧車が合体したかのような、不思議な形の観覧車。
標高240mの山上からさらに地上45mへと昇る高度感と、巨大なアームの大回転による独特な乗り心地を体感してきました。
別府ケーブルラクテンチ

大分県別府市にある「別府ケーブルラクテンチ」は、1929年(昭和4年)に開業した老舗の遊園地です。
ケーブルカーで登った先には、レトロな乗り物たちがたくさんありますが、1つだけ、麓からも圧倒的な存在感を放つアトラクションがあります。

日本唯一の二重式観覧車

ケーブルカーの乙原駅(山上駅)に到着し、外に出ると、はるか頭上を2つの観覧車が回転していました。どこか現実離れした、ダイナミックな眺めです。
2004年(平成16年)に登場した「フラワーかんらん車」は、日本唯一の二重式観覧車。リニューアルオープンの目玉として登場しました。

宝塚ファミリーランドからの移設

この観覧車は、もともとは宝塚ファミリーランドの「フラワーホイール」として活躍していました。
1964年(昭和39年)に “日本初の二層二重式観覧車” として登場しており、合計4つの観覧車が大回転する姿はさぞかし壮大だったことでしょう。

しかし、2003年に遊園地が閉園します。
観覧車は2×2で切り離されて、半分は大分県のラクテンチへ、そしてもう半分はミャンマーの遊園地へ とそれぞれ移設されて、第二の人生を歩んでいるのです。
ちなみに、「フラワーかんらん車」の登場前には “普通の観覧車” も存在していたそうです。
ここでちょっと本の紹介。
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スリルと絶景

まるでデパートの屋上観覧車かのような小ぶりなゴンドラに乗り込み、まずは地上12mまで小回転します。
高さ:地上45m(直径12m×2+アームの長さ)
ゴンドラ:20基(10基×2)
地上に戻ってきたかと思いきや、いよいよ大回転が始まります。巨大なアームがゆっくりと回り始め、あれよあれよと一気に地上45mの世界へ。


いや、ちょっと怖い!
動き自体はスローなのですが、独特なスリルがあります。そもそもここは標高240mの山の上。そこからさらに持ち上がるのですから、かなりの高度感です。高所恐怖症の人は(そもそも観覧車には乗らないと思いますが)キツいでしょう。



横を見ればもう片方の観覧車、下を見れば変な影、そして正面には 別府の素晴らしい景色 が広がります。
穏やかな別府湾と、市内中心部に立ち並ぶホテル群。海沿いには、1957年竣工の別府タワー が小さくそびえ立ちます。街なかにもいくつか展望台はあるのですが、やはり山の上からの景色は圧倒的です。

後ろを見れば、お山の上の楽しい遊園地が広がっています。
どのアトラクションに乗ろうかを考えながら、とりあえず最初に乗るのにもぴったりな観覧車。もちろん、他のアトラクションも個性派揃いなので、きっと楽しい1日を送れることでしょう。
訪問日 2021年3月
