難攻不落の小田原城。
天守閣の麓には小さな遊園地が、今もあります。
小田原城址公園 こども遊園地


地上38.7mの天守閣を眺めながら園内を歩いていると、“こども遊園地” の文字と線路が目に止まります。奥へ進んでいくと、可愛らしい豆汽車が待っていました。
豆汽車

モデルとなっている蒸気機関車はD52。有名なD51(通称デゴイチ)じゃない方が選ばれたのは、近くの御殿場線でD52が活躍していたからでしょう。
ちょうど幼稚園の遠足だったようで、園内は大盛況でした。適度に距離を取りつつ写真を撮ります。

他にも園内には「バッテリーカー」「アーケードゲーム」があります。しかしながら、遊園地を名乗るにはやや物足りない気もします。
小田原こども文化博覧会
遊園地の始まりは、1950年(昭和25年)に開催された「小田原こども文化博覧会」です。

会場には「飛行塔」「回転木馬」「豆電車」などの遊戯施設が設置され、またタイからやってきたゾウの「梅子さん」が注目を集めました。

博覧会終了後も「遊園地」と「動物園」は残ります。
1954年には、なんと天守台の上に「観覧車」が設置されました。当時はまだ天守閣の復興前だったのです。1960年には「メリーカップ」も設置されます。

その後はアトラクションの撤去が進められ、2023年には「動物園」も閉園してしまいました。
ここでちょっと本の紹介。
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おしゃれ横丁


かつての “賑やかな遊園地の記憶” を留める場所が、小田原駅東口の「おしゃれ横丁」内にあります。
狭い裏路地を進んだ先に、一箇所だけ明るい空間が広がっていました。

現役の豆汽車、動物園のお猿、2016年まで活躍を続けたメリーカップ、天守台から移設後もしばらく残った観覧車、博覧会とともにやってきたゾウの花子さんと飛行塔…。
ここには昭和30年代の小田原城址の愉快な仲間たちが一同に集います。
「小田原城」は、未来に残すべき歴史的遺産。城内の復元工事が進められた一方で、遊園地や動物園などの “関係のない施設” は減らされてきました。しかし、豆汽車は今も現役で活躍していますし、遊園地の記憶を残すモニュメントも造られます。
2000年には「小田原こどもの森公園わんぱくらんど」も開園して、市内の子供向け屋外施設の役割を引き継いでいます。
訪問日 2024年8月11日 2019年5月23日
アクセス
場所:神奈川県小田原市城内
交通:小田原駅(JR/小田急)
公式:ホームページ
