津山市の中心市街地とまちなか巨大百貨店|天満屋 アルネ

中国地方の山の中にある、そこそこ大きい街。

津山市の中心市街地には、立派なアーケードの商店街と巨大な百貨店があります。

駅から離れた中心市街

古いディーゼルカーに揺られて、岡山駅から1時間弱。

津山駅は、四方から路線が伸びる県北のターミナル駅です。ただし、いずれも単線非電化のローカル線ですが。

津山駅
津山線の快速ことぶきに乗って到着。
橋を渡って中心市街へ

駅のある場所は街外れ。城や街道、商店街や百貨店など、全て川の向こう側です。

一方で、津山駅には隣接して機関区(現在は博物館)が置かれています。鉄道が嫌われた時代背景と広い土地の必要性から、こうした位置関係になったのでしょう。

全蓋式アーケード商店街

橋を渡った先には、ソシオ一番街津山銀天街元魚町商店街などいくつもの商店街が縦横に広がります。

西日本の都市らしい、全蓋式アーケードの立派な通りです。

津山の商店街
ソシオ一番街

このあたりは、かつての津山城の城下町であり、また出雲街道の一部でもあります。長い間、美作地方の商業の中心として賑わってきたのです。

しかし近年は郊外の大型商業施設に押され、従来の市街地が衰退する傾向があります。では、津山はどうでしょう。

アルネ津山・天満屋百貨店

津山では、なんと中心市街地のど真ん中に大型商業施設を造ってしまいました。各商店街が一斉に交わる点に、まるで要塞のような巨大建築がそびえているのです。

三角屋根のような場所はホール。

コンパクトシティ政策や中心市街地活性化を目的に計画され、1999年に開業した複合施設「アルネ・津山」。メインテナントは「天満屋百貨店 津山店」です。

商店街の中に入口がある。

しかし中に入ってみると、百貨店部分の狭さに気付かされます。

商業エリアとなっているのは実質1,2階のみ。3,4,5,7階には、子どもの遊び場、地方公共団体のオフィス、市立図書館、ホールなどの公共施設が大半を占め、5,6,7,8階は駐車場となっています。

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津山はコンパクトシティの失敗なのか

軍艦島や九龍城を思わせる外観

1日かけて津山の街なかを歩き回りましたが、いずれの商店街も人通りはまばら。アルネ津山も、賑わいとは程遠い状態でした。

どこかバブルの香りが漂うアルネ津山ですが、その巨額な投資に見合うほど効果は得られず、多額な負債を抱えたまま現在に至ります。“地方創生の失敗例” とも揶揄されていますが、どちらかというと “複合施設の計画・運営の失敗” でしょう。

結局のところ、どんな立派なハコモノ施設を造ったところで、地方都市や中心市街の衰退は止められなかった、ということでしょうか。

人口減少が続く津山市。2020年には10万人を切っています。

観光と津山城

意外な都会っぷりに驚かせられる

同じような “盆地なのに大きい都市” で思い浮かべるのは、岐阜県高山市。あちらはインバウンドが絶好調で、中心市街地もかなり賑わっています。

一方、津山にも観光できる場所はあります。

まずは、津山まなびの鉄道館。扇型の機関車庫にずらりと並ぶ国鉄車両は素晴らしいものですが、訪問時は臨時休館でした(本当は街歩きじゃなくて、こっちが目当てだった)。

津山城跡

そして、もう1つが津山城です。かつての城下町である中心市街地エリアからすぐの場所にあり、立派な石垣と頂上からの景色はなかなかのものでした。

ただし天守閣は残っていないので、観光目線では物足りないかもしれません。“観光 津山” は、まだまだマイナーな存在なのです。


関東に住んでいる私からにとって、中国地方の山の中にこんな立派な都市があるなんて、思いもよらぬことでした。

街なかを歩く人が増えれば、立派過ぎる建物や商店街も「様になる」ことでしょう。もっとも、それが一番難しいのですが。

アクセス

所在地:岡山県北部
最寄駅:津山駅

宿泊施設

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ふるさと納税

津山市の用意する返礼品を、ちょっとだけ紹介します。
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大店舗 ‐MALL‐中心市街地
この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

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