土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線の「宿毛(すくも)駅」は、四国最西端・最南端にある終着駅です。
高知駅から138.7㎞、中村駅(四万十市)からは23.6㎞、足摺岬まではおよそ40㎞ほどの場所にあります。
土佐くろしお鉄道 宿毛線の “末端部” へ

トンネルを抜けると視界が開け、列車は宿毛市の小さな平野部に出ました。車窓から海は見えないものの、どことなく海の気配を感じます。
松田川を渡って東宿毛駅を出ると、次は終点の宿毛駅です。

高架線上からは、郊外型のロードサイド店舗の街並みが広がりました。市内の古くからの市街地は、東宿毛駅付近や港の方にあり、宿毛駅周辺は鉄道開業後に開発されています。
中村駅から宿毛駅までの区間が開業したのは1997年のこと。国鉄末期の建設中止から、第3セクターでの工事再開などの紆余曲折を経て、ようやく悲願の鉄道がやってたのです。
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宿毛駅

2面2線の行き止まり式ホームを擁する、終着駅らしい佇まいの宿毛駅。発着するのは普通列車が中心ですが、1日に下り1本・上り2本の特急列車もやってきます。

改札を抜けて駅前ロータリーへやってきました。周りには駐車場や広場などが多く、広々とした印象です。
立派な高架駅舎は、どこか地方の新幹線単独駅のような趣でした。

高架下には、売店や床屋、飲食店、観光案内所などが並んでいてちょっとした商店街のようになっています。
ちょうどお昼時だったので、焼けたソースの匂いにつられてお好み焼き屋さんに入りました。入口にはぎっしりとお菓子が並んでおり、駄菓子屋も兼ねているようです。

延伸の夢
改めて地図を見ると、どこか中途半端な立地に駅が造られているように見えます。これは延伸を考慮したためです。

土佐くろしお鉄道 宿毛線は、もともと中村から宿毛、愛南町を経由して宇和島へ至る「国鉄宿毛線」として計画されていました。1974年に着工しますが、先述のとおり工事が中断となり、最終的に宿毛までの区間で開業することとなります。
その結果、宿毛から宇和島までの区間が未成線となったのです。

宿毛でおよそ1時間ほど滞在し、折り返しの列車に乗り込みました。これにて土佐くろしお鉄道全線制覇です。
訪問日 2022年12月
アクセス
HP:公式サイト
交通:土佐くろしお鉄道 中村・宿毛線

