土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の「奈半利(なはり)駅」は、高知県内最東端にある終着駅です。
高知駅から50㎞、室戸岬までは30㎞ほどの地点にあり、四国右下の交通拠点となってます。
奈半利駅

室戸岬からは路線バスに揺られること1時間。久しぶりに鉄道の駅にやってきました。ここから高知駅まではおよそ1時間半かかり、四国の右下の旅はまだまだ続きます。

ここで列車の発車時刻まで、駅の様子を見てみましょう。

駅舎の1階には奈半利駅物産館「無花果」があります。地方の小駅の周りと言えば、店も少なく食料調達が困難なことが多々ありますが、ここではお土産物の他に軽食や弁当なども購入可能です。
土佐くろしお鉄道には道の駅や直売所を併設した駅が多くあり、車社会の高知県東部の中でも、駅を中心にしたまちづくりを取り組んでいる印象です。

駅自体は1面1線のシンプルな構造ですが、そこに観光物産館と津波避難ビルが組み合わさり、なかなか立派な外観になってます。
奈半利町の中心部にも隣接しており、役場や図書館、学校などもコンパクトにまとまっていて、利便性は高そうです。
展望テラス

このあたりの太平洋沿岸地域で忘れてはならないのが、将来確実に起こるとされる南海トラフ地震と “津波” です。
土佐くろしお鉄道の高架線や高架駅は、緊急時には避難場所になることが想定 されており、ここ奈半利駅にも地上3階建て相当の高さにホームと避難所が設けられているのです。

津波避難ビルの上は、平時は展望テラスとして開放されています。南側を見れば奈半利港と、その先には太平洋まで見渡すことができました。
いつまでもこの穏やかな時間が続くといいですね。

それでは、そろそろ改札に入りましょう。
ここでちょっと本の紹介。
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延伸の夢

ホームにはすでに高知駅行きの列車が停車していました。概ね1時間に1本、平日朝には30分に1本ほどの列車が運行されており、一定の利便性は確保されているいる印象です。
反対側の室戸方面へは路線バスが接続していますが、もともとはここに鉄道を通す計画がありました。

四国循環鉄道の構想は、大正時代に鉄道敷設法(国が建設すべきと定めた路線)に載り、1970年代には 国鉄阿佐線 として建設が開始されます。牟岐駅から室戸岬を経由して後免駅まで至る、総延長約125㎞におよぶ計画です。
ところが1980年(昭和55年)に国鉄再建法により、建設が中止されます。
その後は国鉄から第3セクターへと引き継がれ、1992年(平成4年)に徳島県側の「阿佐海岸鉄道阿佐東線」が開業しました。

21世紀に入り、2002年(平成14年)には高知県側の「土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線」も開業します。
かつて奈半利町には魚梁瀬森林鉄道が通っていましたが、昭和30年代に廃止されていました。同町にとっては、まさに39年ぶりの鉄道の復活となったわけです。
訪問日 2022年12月
アクセス・宿泊
HP:公式サイト
交通:高知駅からおよそ1時間半
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