横浜マリンタワー|1961年創業の観光展望塔

展望塔

横浜市のシンボルの1つである、高さ106mの鉄塔。

展望台からは、みなとみらいからベイブリッジまで市内中心部を一望することができます。

もっとも、現在となってはより高いビルが林立しているのですが…。

時代遅れの展望塔

私が幼少期の頃から、横浜マリンタワーの印象は「小さくてボロい」でした。すぐ近くには高さ日本一(当時)の横浜ランドマークタワーがあり、「わざわざマリンタワーに登る意味とは?」と子どもながらに思ったものです。

いやいや、マリンタワーには灯台としての役割があると言いたいところですが、その役目も2008年に終了しています。

2度のリニューアルを経て、今風のオシャレな外観に生まれ変わった。

集客も低迷して、とうとう2006年には営業を終了します。その後、2009年にリニューアルオープンを果たし、さらに2019年から22年にかけて大規模な改修工事も行われました。

おかげで「ボロさ」はだいぶ払拭されています。

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マリンタワーならではの価値とは

それじゃあ横浜マリンタワーには魅力が無いのかというと、決してそんなことはありません。その魅力は何か、探ってきました。

エレベーター

片開きの扉が開くと、丸みを帯びたレトロなゴンドラが現れます。登りながら、徐々に開けてくる横浜の景色と、過ぎゆく鉄骨構造の眺めを楽しみました。

もしかしたら、このエレベーターこそが創業当時の雰囲気を最も留めているのかも知れません。ただの移動ではなく、昭和30年台の行楽地の乗り物だと思えば、楽しさも増すこと間違いなしです。

展望台

視界いっぱいに海が広がる。

円形(正確には二十角形)にガラス張りの空間は、これぞ由緒正しき展望台のあるべき姿です。足元まで広がる巨大ガラス窓からは、港町横浜の景色を一望できます。

山下公園や氷川丸を近くに眺めつつ、みなとみらいの高層ビル群の美しいフォルムを俯瞰して眺められる。この、ちょうどいい距離感からの景色こそが、マリンタワーの展望台としての価値であると言えるでしょう。

大事なのは高さではなく、何が見えるかです。

一方で反対側に目をやると、本牧ふ頭の港湾施設群や、根岸・磯子方面の発電所等が眺められました。キラキラしたオシャレ港町と現役バリバリで働く港町を、どっちも見ることができるのです。

タワーの麓施設

タワーあるあるの1つに、麓の施設がとんでもなく古めかしいというのが挙げられます。

塔本体の構造を感じられる造り。
かつては世界一高い灯台として、ギネスにも認定された。

ではマリンタワーはどうかと言うと、レトロな建物を活かしつつ、明るく開放感のある今どきな施設になっていました。

1階にはテラス席のあるハワイアンカフェとショップがあり、2階にはお土産屋とラウンジ、3階には結婚式場、3階にはレストランが設けられています。

レトロな魅力

横浜に相応しいのオシャレスポットにアップデートされつつも、レトロな魅力を持つ横浜マリンタワー。画一的な高層ビル群の中で、独特なフォルムが異彩を放ちます。

個人的には、もっとレトロを推してもいいように思いました。もっとも、そうなると市内には強力なライバルがゴロゴロいるのですが…。

訪問日 2024年12月

アクセス

横浜マリンタワーは、神奈川県横浜市中区にある観光施設。公式サイトはこちらから。

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展望塔
この記事を書いた人
Shizu

1997年生まれ。
旅行代理店に勤務する傍ら、
ブログ運営と国内旅行に力を注ぐ。

若者の視点から ”レトロ” を追求しており、各地を巡り紹介する。
ブログは中学生の頃から書き続けているが、文章力はなかなか上がらない。
埼玉で生まれ育ち、大学時代を群馬で過ごして、現在は東京に住む。

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